大山 誠一郎

イラストブックレビュー

密室のあるところに密室蒐集家の姿あり

鍵がかかった音楽室からこつぜんと姿を消した射殺犯、警察が監視する家で発見された高校生の男女の死体。密室のある事件が起こると、どこからともなく現れる「密室蒐集家」が、鮮やかにその謎を解いていく。
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記憶の中の誘拐に隠されていた真実とは

三鷹市にある警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」は事件の遺留品や証拠品を保管する施設。ここに配属された聡は友人から過去の事件の再捜査を依頼される。二十六年前に起こった奇妙な誘拐事件、その裏に隠されていた真実とは。
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沈黙する証拠たちから真実の声を聞きとる

三鷹市の閑静な住宅街の一角に建つ、「警視庁付属犯罪資料館」。コミュ力ゼロ、雪女のような冷たく整った顔立ちの館長、緋色冴子とともに、これまでの事件の証拠品の整理・管理をすることになった寺田聡。それだけではなく、冴子の指示に従って、終わったはずの事件を再捜査することに。