妻が椎茸だったころ

イラストブックレビュー

自分が自然の一部だった頃の記憶

『妻が椎茸だったころ』中島京子 (著)のイラストブックレビューです。亡くなった妻のレシピ帳には「私は私が椎茸だったころに戻りたいと思う」と書かれていた。慣れぬ手つきで乾物の椎茸を煮て、妻が生前に予約を入れていた料理教室へ参加した泰平なのだが。