小説

イラストブックレビュー

この世界はいったい何なんだ!?説明に困る面白さ

社長の出張中、猫の世話を頼まれた。体長約10センチ。その名も「テノリネコ」。この小さな可愛らしい動物にはある性質があって…(「テノリネコ」)。ちょっと変わった動物たちが繰り広げるユーモラスで奇妙な7つの物語が世界の裏側へと読者を誘う。
イラストブックレビュー

近くに大切な人がいることに気づくのは極上の幸せである

作家として仕事を続け、そこそこ売れるようになった50歳の正吉は、一軒家でほぼひきこもりの生活をしている。その家に突然、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・永原智がやってきた。世間知らずの父親と、明るくて要領が良い息子の、奇妙な同居生活が始まる。
イラストブックレビュー

小さなひとつの出来事が時を超えてつながっていく

妻を事故で亡くした佳祐は悲しみの淵に沈んでいた。妻との会話を思い出し、自転車で後ろ向きに下ると時間を遡れるという坂へやってきたのだが(「さかさまさか」)。『時間』をテーマに不思議であたたかなつながりを描く五つの短編集。
イラストブックレビュー

人類の足掻く様を地球の外から眺める

『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介 (著) のイラストブックレビューです。100匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療。科学では証明仕切れない超常現象を通して、人間は再発見されるのだ。進化を、科学を、人間を疑え。
イラストブックレビュー

動物のお医者さんがぶたのぬいぐるみ!?

『ぶたぶたのお医者さん』矢崎 存美 (著)のイラストブックレビューです。山崎動物病院は、往診もしてくれる人気のクリニック。院長はなんとピンクのぶたのぬいぐるみ。この院長、どうやらペットだけでなく飼い主の悩みも解決してしまうそうなのだが…?
イラストブックレビュー制作動画

世界四畳半計画とは!?

『四畳半王国見聞録』森見 登美彦 著のイラストブックレビュー制作動画です。ファンタジーとアホさ加減が絶妙にブレンドされた森見ワールド全開の物語。テキストとイラストが出来上がっていく様子をお楽しみください。
ブックレビュー

一人の男の絶望と再生の物語

『近いはずの人』  小野寺 史宜 著  講談社文庫のブックレビューです。