徳間文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『犬』赤松利市 (著)

大阪の座裏で小さなカウンタースナックを営む桜は63歳のトランスジェンダー。同じくトランスジェンダーである23歳の沙希を店員として雇っている。そんなある日、一人の男が客として店に訪れた。二十年前に桜を棄てた安藤勝。この男との日々が忘れられず、コツコツと貯めていた一千万円を彼に渡そうとするのだが、あるはずの場所から金はなくなっていた。消えた金を追う、彼らの旅が始まる。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ノッキンオン・ロックドドア2』青崎有吾 (著)

「ノッキンオン・ロックドドア」は挙動が荒っぽい巻き毛男の御殿場倒理と地味眼鏡男の片無氷雨が、しっかり者のアルバイト薬子ちゃんの助けを受けながら経営する探偵事務所。密室やトリックなど不可能な事件を倒理、動機や状況などが不可解な事件を氷雨が担当。そんな彼らのもとには数々の奇妙な事件が持ち込まれる。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『一橋桐子(76)の犯罪日記』原田ひ香(著)

パートをしながら一人で両親の介護をしてきた76歳の桐子。両親を看取り収入は年金とパートの清掃のみ。孤独死にでもなれば周囲に迷惑がかかる。そんなある日、高齢受刑者が刑務所で介護されている姿をテレビで目にした桐子。これだ!と感じた桐子は刑務所に入ることのできる犯罪を模索する。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『歌舞伎座の怪紳士 』近藤史恵 (著)

二十七歳の岩井久澄は、会社を辞めてから実家の家事全般と姉が飼いはじめた犬の世話をして暮らしている。そんな日々の中、祖母のしのぶの観劇を代行することに。休憩時間、あるお客の不審な行動を眼見した久澄は…。
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日本最後の死刑囚にあなたもきっと騙される!?

現在生存している死刑囚の最後の一人となった麻倉玲一は、離島に作られた特別拘置所に収監されていた。フリーライターの熊沢克也は日本最後の死刑囚の言葉を文章にすることを許され、取材を行う。
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この本を、読んではいけない。

『女學生奇譚』 川瀬七緒 (著) のイラストブックレビューです。奇妙なメモが挟まれた古書が、オカルト雑誌の編集部に持ち込まれた。そのメモには「この本を読んではいけない」と書いてある。フリーライターの八坂駿は、カメラマンの篠宮、持ち主である兄が行方不明だという竹里あやめとともに古書の謎を追う。
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名もなき草の語る話がもたらすものとは

『雲上雲下』朝井まかて (著) のイラストブックレビューです。昔むかし。深い山中にぽっかりと、袋の口を開いたかのような草原に、一本の名もなき草がいた。ある日、一匹の小狐がやってきて「草どん、お話してくれろ」とせがむ。
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ストーカーによる殺人事件からはじまる警察の闇

『朽ちないサクラ』 柚月 裕子 (著)のイラストブックレビューです。ストーカーの被害に遭っていた女性が殺された。警察による怠慢であると新聞にスクープ記事を出され、警察広報職員の泉は、親友であり新聞記者である千佳を疑う。自分ではない、と主張する千佳は、数日後、死体となって発見された。
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悪意と不満が膨張し、破裂寸前のパリの人々を描く

『パリ警察1768』真梨幸子 (著)のイラストブックレビューです 。1768年のパリ。革命が起こる前、悪名高き佐渡公爵が若い女性を陵辱する事件が発生。サドの監視役であるパリ警察のマレーは、その醜聞を揉み消すよう命じられる。一方、セーヌ川で女性の惨殺死体が発見される。
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名探偵は担当制?組めば最強の探偵コンビ

『ノッキンオン・ロックドドア』青崎有吾 (著) のイラストブックレビューです。探偵事務所「ノンキングオン・ロックドドア」は2人の探偵が経営している。彼らのもとには今日も奇妙な事件が舞い込んでくる。