時代小説文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『菖蒲ちまき 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

暦が夏を迎えた四月の半ば。江戸で評判の美男・喜八と弥助、そして旬の素材を使い気が効いた料理を作る松次郎らが働く芝居茶屋「かささぎ」では茗荷料理で客をもてなす。すると茗荷料理ばかりを食べさせて客を物忘れにさせる気だ、と騒ぐ客が現れる。「それは迷信だ」と、その理由を解説してくれたのは武家の中間である藍之助。この藍之助はある人物を探しているようで…。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『雛あられ 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著) 時代小説文庫

木挽町で芝居茶屋「かささぎ」を切り盛りするのは若き店主・喜八とその兄弟分・弥助、そして気の利いた旬の料理を作る松次郎。色ある日、店にやってきたのは眼鏡をかけ、上方訛りの言葉を話し、狂言作者であるこの男・東儀左衛門は、喜八と弥助にい台本を書く手伝いをしてほしい、と言う。
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見目もきっぷも良くて腕も立つ!芝居茶屋から江戸の危機を守る若店主

木挽町の芝居茶屋は、十七歳の若旦那・色男の喜八と兄弟分のクールな弥助、気の利いた料理を作る料理人の松次郎の三人で切り盛りしている小茶屋。ある日、松次郎が姿を消し、さらに松次郎の息子の奉公先で金が盗まれる事件が起こる。
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ようやく辿り着いた 自分が目指す菓子づくりとは

『神様の果物 江戸菓子舗照月堂』篠 綾子 (著) のイラストブックレビューです。照月堂を離れ、母代わりである了然尼が建立中の寺の庫裏で、了然尼と暮らすなつめ。そこへ、十年前の火事で生き別れとなった兄・慶一郎が突然訪ねてきた。そして慶一郎の口から当時の真実が語られる。
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人の心に寄り添い、その心を震わす菓子づくりを目指す

『しのぶ草 江戸菓子舗照月堂』篠綾子 (著)のイラストブックレビューです。照月堂の主・久兵衛の菓子づくりの才能を警戒し、様々な妨害を仕掛けてくる上野氷川屋の主人・勘右衛門。その娘であるしのぶは、友であるなつめや照月堂の皆に申し訳ないと落ち込んでいた。しのぶに元気を出してほしいなつめはある約束を持ちかける。
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友情と師弟愛が菓子の美味さを深めていく

『親子たい焼き 江戸菓子舗照月堂』篠綾子 (著) のイラストブックレビューです。江戸は駒込の菓子舗、照月堂の職人見習いとして、厨房入りを許されたなつめ。主の久兵衛から教わった心構えは「誰しも己の才能を乏しいと感じる時が来る。だがそれを理由にたやすく道を離れるな」というものだった。その教えを胸に、餡づくりを一から学び始める。
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温かな湯気から漂う 美味い飯と人情の香り

『浮世の豆腐 一膳めし屋丸九(二)』中島久枝 (著)のイラストブックレビューです。桜が散り、若葉が茂る頃、初がつおが出回りはじめる。一膳めしや丸久のおかみ、お高も楽しみにしている。そんな中、先代の頃から丸久で働くお栄は、友達と四人で割符の富くじを買ったのだが…。
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「教養」が菓子づくりの武器となる

『菊のきせ綿 江戸菓子舗照月堂2』篠綾子 (著) のイラストブックレビューです。江戸は駒込の菓子舗照月堂で、女中として働きながら菓子職人を目指している少女、なつめ。厨房に入れぬ身ながら、菓子づくりへの想いは募る、大店の氷川屋からやってきたお調子者の職人、安吉を巡って、照月堂氷川屋と菓子勝負をすることに。
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菓子職人たちの熱い思いが少女の夢を包み込む

『望月のうさぎ―江戸菓子舗照月堂』篠 綾子 (著) のイラストブックレビューです。七つのときに両親を家事で亡くし、十離れた兄は行方知れずとなったなつめは尼僧・了然尼とともに、京を離れ江戸で暮らしている。十五歳になったなつめは、神社で出会った老人との会話から、ずっと食べたいと思っていた家族との思い出の餅菓子へとつながっていく。
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江戸での商売、突破口は見つけられるのか

『あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇』高田 郁 (著)のイラストブックレビューです。大坂天満の呉服商「五十鈴屋」の七代目店主となった幸は、江戸に念願の店を出した。考え方や好みが異なる江戸で、どのように売っていくのか。奉公人たちとともに血を絞る幸の奮闘を描く。