月まで三キロ

イラストブックレビュー

ままならない人生にそっと寄り添う月の光

『月まで三キロ』 伊与原新 (著)のイラストブックレビューです。広告代理店を辞め、独立するも、経営が悪化し立ちゆかなくなる。妻とは離婚し、手元に残ったのは借金だけ。死に場所を求めて乗ったタクシーは、ある場所へと向かった(「月まで三キロ」)ほか、ままならない人生にやさしく寄り添う自然と人間たちとを描く、六つの短編集。