真梨幸子

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『まりも日記』真梨幸子 (著)

46歳独身、去年の年収は200万以下。そんな私は動物を飼うことには慎重になっていたのだが、ある日運命の出会いを果たしてしまった。それは生後8ヶ月のブリティッシュショートヘアの雌猫。「まりも」と名付けた藍猫との満たされた生活が始まると心浮き立つ私。そしてまりももまた、激動の猫生の幕開けとなったのだった。猫に魅入られた人間側、そして猫の側、二つの視点から描かれる戦慄のネコミス。
イラストブックレビュー

探偵事務所にやってくる依頼人は善意の人か、悪意の人か

JR高田馬場駅から徒歩五分。早稲田通り沿いの雑居ビル四階にあるミツコ調査事務所には様々な依頼人がやってくる。所長である光子は優秀なスタッフや使えないバイトを駆使して調査を進めるが、光子自身もトラブルに巻き込まれてしまう。
イラストブックレビュー

悪意と不満が膨張し、破裂寸前のパリの人々を描く

『パリ警察1768』真梨幸子 (著)のイラストブックレビューです 。1768年のパリ。革命が起こる前、悪名高き佐渡公爵が若い女性を陵辱する事件が発生。サドの監視役であるパリ警察のマレーは、その醜聞を揉み消すよう命じられる。一方、セーヌ川で女性の惨殺死体が発見される。
コラム

2020年上半期 おすすめの10冊【後編】

2020年上半期おすすめの10冊【後編】。上半期に読了した93冊の中からおすすめしたい本ベスト10を紹介。
ブックレビュー

このおぞましさ、最上級

『孤虫症』真梨幸子(著)のブックレビューです。週に三度、別の男とセックスすることを習慣としている主婦・麻美。彼女と肉体関係を持った男性が次々と不審な死を遂げ、やがて麻美の体にも変化が訪れます。どこへ向かうのか見当もつかない、切れ味抜群のイヤミスです。
イラストブックレビュー

いや~な気分になるのにページをめくる手が止まらない

『みんな邪魔』真梨幸子 著のイラストブックレビューです。平凡な女たちの集まりの裏に隠された、真の顔とは。人間のいやな部分をあぶり出す描写と予想つかぬ展開にページをめくる手が止まらないイヤミス。