瞳のなかの幸福

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『瞳のなかの幸福』小手鞠 るい (著)

七年前に婚約破棄され深く傷ついた滝野妃斗美、三十五歳。ひたすら仕事に励み、それなりに充実はしているが、実家の家族に結婚しろと促されうまくあしらえない自分に落ち込む。そんな中、運命的な出会いを果たす。それは、家と猫。一人で生きていくのに理想的な一軒家を手に入れ、偶然出会った子猫を飼うことを決意。雷、と名付けた小さな毛の固まりは妃斗美にこれまでにない幸福感をもたらしてくれた。