矢樹純

イラストブックレビュー

家族のゆがみを描く 予測不可能な九つの結末

『夫の骨』 矢樹純 (著)のイラストブックレビューです 。夫の孝之が山で遭難し、亡くなってから一年が経った。ふと思いたち、物置の整理をしたところ、小さな桐箱に入った乳児の骨を見つける。二年前に亡くなった義母が産んだのか、子供の父親は誰なのか。猜疑心に囚われた私は…。表題作「夫の骨」ほか家族の歪みを描く九つの短編集。
イラストブックレビュー制作動画

夫が遺したのは誰の骨なのか

『夫の骨』矢樹純 (著)のイラストブックレビュー制作動画です。その遺品を整理するうち、私は小さな桐箱の中に乳児の骨を見つける。夫の死は本当に事故だったのか、その骨は誰の子のものなのか。家族の“軋み”を鋭く捉えた九編。