米澤穂信

イラストブックレビュー

結末のない物語に隠された衝撃の真実とは

大学を休学し、古書店を営む伯父の家で店の手伝いをしながら居候していた菅生芳光は、一人の女性から死んだ父親が書いた「結末のない物語」を見つけて欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、著者が二十年以上前に起こった「アントワープの銃声」事件の容疑者であったことが判明する。
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図書委員が謎を解く 本に絡んだ青春ミステリー

『本と鍵の季節』 米澤穂信 (著) のイラストブックレビューです。高校二年生の堀川次郎は、松倉詩門とともに図書委員をしている。松倉は背が高くて顔も良いので目立つ存在。話してみればよく笑い、ほどよく皮肉も効かせるいいやつだ。彼とつきあうようになってからおかしなことに関わることが増えた。図書委員が謎を解く青春ミステリー。
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自分が「不要な存在」と知る絶望とその先に見えるものとは

『ボトルネック』米澤穂信(著)イラストブックレビューです。亡くなった恋人を追悼するために訪れた東尋坊。自宅に戻ると見知らぬ「姉」がおり、この家に自分の存在はなかった。臆病な若者が世の中とどのように折り合って生きていきのかを描く、青春ミステリー。