線は、僕を描く

イラストブックレビュー

指先から生まれる生命の輝き

『線は、僕を描く』 砥上 裕將 (著)のイラストブックレビューです。両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学一年生の青山霜介は、ふとしたきっかけで水墨画の大家・篠田湖山と出会う。湖山に気に入られ内弟子となった霜介は、湖山の孫娘・千瑛に反発され、翌年の「湖山賞」をかけて勝負する、と宣言されるのだが…。