講談社

イラストブックレビュー

嫉妬とプライドで凝り固まった老作家の復讐計画

『傘寿まり子(11)』 おざわ ゆき (著) のイラストブックレビューです。80歳のベテラン作家、幸田まり子は自らが編集長となり、WEB文芸誌「レトル」を立ち上げる。かつてのカリスマ作家・小桜蝶子を再生させ、続いて引退宣言をした大物作家・進藤薫にアタックするが断られ続けている。
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紙としての価値はあるか。出版物の岐路に立つ。

『傘寿まり子(10)』 おざわ ゆき (著) 講談社のイラストブックレビューです。80歳のベテラン作家、幸田まり子は自らweb文芸誌「レトル」を立ち上げる。連載小説の単行本化の話も出たが、経営者が変わったことで、その約束もなかったことに。困るまり子の前にあらわれたのは、かつての担当編集者・サイトーだった。
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大事な「家族」の悩みを解決。江戸の“けもの医”物語。

『お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著) のイラストブックレビューです。腕は確かだが無愛想なけもの医者、凌雲と、しっかりもののお美津の夫婦が営むけもの専門の養生所「毛玉堂」には、今日も問題を抱えた動物たちがやってくる。
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指先から生まれる生命の輝き

『線は、僕を描く』 砥上 裕將 (著)のイラストブックレビューです。両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学一年生の青山霜介は、ふとしたきっかけで水墨画の大家・篠田湖山と出会う。湖山に気に入られ内弟子となった霜介は、湖山の孫娘・千瑛に反発され、翌年の「湖山賞」をかけて勝負する、と宣言されるのだが…。
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成熟した大国は荒波にもまれ続けている

『ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain』ブレイディみかこ (著) のイラストブックレビューです 。EU離脱、広がる格差と分断、コロナ禍。政治、経済、思想、アートなど、英国社会のさまざまな部分から混沌とした現在を切り取るエッセイ集。激動の英国社会をパワフルに、論理的に、時にユーモアを交えて綴る。
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やがてやってくる「老い」をどう生きるか

『すぐ死ぬんだから』 内館 牧子 (著)のイラストブックレビューです。78歳のハナは、身の回りに気を使い、見た目は60代、夫にも「自慢の妻」と言われ、概ね満足な老後を送っている。ある日夫が倒れたことから思いがけない事実が明らかになる。
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シャッター商店街が多くの笑顔で溢れるとき

『傘寿まり子(9)』おざわ ゆき (著)のイラストブックレビューです。ウェブ雑誌の編集長を務める80歳の小説家・幸田まり子。シャッター商店街活性化のために、商店街でのファッションショーを企画。しかし、トラブルは山積みで…。
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シャッターに閉ざされた住民の心を救えるのか

『傘寿まり子(8)』おざわ ゆき (著)のイラストブックレビューです。ウェブ雑誌「レトル」を立ちあげた80歳の小説家、幸田まり子。シャッター商店街の活性化に取り組むが、商店街のメンバーはあきらめムードで全くやる気を見せない。
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大物作家の復活を腕と知恵で全力サポート!

『傘寿まり子(7) 』おざわ ゆき (著)のイラストブックレビューです。大物作家、小桜蝶子の復帰第一作を書いてもらえることになった、WEB雑誌編集長であり、作家でもある80歳のまり子。い蝶子は、何とまり子にゴーストライターとなって自分の代わりに小説を書けと言い出して…。
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ゴミに埋もれた悲痛な心の叫び

『傘寿まり子(6)』おざわ ゆき (著)のイラストブックレビューです。ウェブ雑誌を立ち上げたまり子は、かつてのカリスマ作家、小桜蝶子に仕事を依頼し、順調なスタートを切ったと思われた矢先、蝶子のゴミ屋敷により予想外のトラブルが発生する。