PHP文芸文庫

イラストブックレビュー

「この本を届けたい」という書店員の思い

古い百貨店のFにある銀河堂書店に勤める青年、月原一整は信頼できる仕事仲間たちとともに、忙しくも充実した日々を送っていた。しかし、ある日店内で万引きした少年を追いかけたことで自体は思わぬ展開に。
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神様とのやりとりは、さりげなくてあたたかい。

『すべての神様の十月(二) 』小路 幸也 (著)のイラストブックレビューです。人間社会にまぎれて生活する神様たちと人間との、ちょっぴり不思議で心あたたまるやりとりを描く連作短編集第二弾。
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ゾクリとするがせつなくもある 江戸の「ふしぎ」な物語集

『ふしぎ<霊験>時代小説傑作選』宮部 みゆき (著), 西條 奈加 (著), 泉 ゆたか (著), 廣嶋 玲子 (著), 宮本 紀子 (著), 細谷 正充 (編集) のイラストブックレビューです。江戸の「ふしぎ」を5人の女性作家が描く、アンソロジー。
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あなたにとって大切な「思い出」は何ですか

『思い出探偵』鏑木 蓮 (著)のイラストブックレビューです。京都御所の目の前にある「思い出探偵社」は小さな手がかりから依頼人が求める人や物を探していく探偵社。元刑事の実相浩二郎は他のスタッフとともに、思い出に寄り添い、依頼人の人生の謎を解き明かしていく。
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神様っているよね。そんな気にさせてくれる物語。

『すべての神様の十月』小路 幸也 (著)のイラストブックレビューです。バーで知り合った男は、何と死神だった。幸せを感じたことがない、という死神に、帆奈はあることを思いつく。貧乏神に道祖神。様々な神様が人間のそばにあらわれるその理由と目的とは。
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内緒だけど、こんな生き方に憧れている

『生きていてもいいかしら日記』北大路 公子 (著)のイラストブックレビューです。四十代、独身。回転寿司で昼ビールを楽しんでいたら、見知らぬ爺さんに説教される。セールス電話での攻防。日常はこんなにも笑いに満ちている、ユーモア溢れるエッセイ集。
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話題のエッセイストが偉人伝から学んだこと

『すべて忘れて生きていく 』北大路 公子 (著)のイラストブックレビューです。日常に潜む出来事を、ユーモアたっぷりに描いたエッセイのほか、一見真面目なようでいて、やはり著者の視点が反映されている書評集、奇妙な味わいの短編小説二編を収録。
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「美」の世界への切符を持つ者と持たざる者

『異邦人(いりびと)』原田 マハ (著)のイラストブックレビューです。出産を控えて京都へと逗留していた菜穂は、その地で出会った一枚の絵に強く惹かれる。「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を描く物語。
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読めば読むほど好きになる 稀有な物語

『書店ガール 6 遅れて来た客』碧野 圭 (著)のイラストブックレビューです。彩加が取手の駅中書店の店長になってから一年半、ようやく仕事が軌道に乗り始めたと感じていた頃、本社から突然の閉店を命じられる。書店を舞台としたお仕事エンターテイメント第6弾。
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仕事も出産も全部自分の糧にしていく女たち

『書店ガール 2 最強のふたり』碧野 圭 (著)のイラストブックレビューです。大型書店の店長となった理子は、職責の変化に戸惑いが。一方、亜紀は妊娠し、夫との考え方の違いから衝突を繰り返しています。妊娠や出産、その後の生活の変化への不安を亜紀はどう乗り越えていくのか。そして理子はどのような店長になっていくのか。書店員のお仕事小説。