2022-07-01

イラストブックレビュー

人情に包まれて成長していく文庫売のお江戸捕物帖

十六歳の北一は暦本や読本を入れる厚紙製の箱、文庫を振り売りしている。千吉がなくなり、差配人のはからいで「富勘長屋」へ居を移し、文庫屋として一人立ちすることを夢見ている。江戸の町で起こるやっかい事を、千吉のおかみさんや仲間たちに助けられながら解決していく。