イラストブックレビュー

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『いつまで』畠中 恵 (著)

行方不明になった場久を助けるために夢の中へと飛び込んだ若だんな。目が覚めるとそこは何と五年の時が経った江戸だった。さらに危機的状況へと陥っている長崎屋を、若旦那は救うことができるのか。長編作品となった人気シリーズ第22弾。
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『黄金比の縁』石田 夏穂 (著)

化学工場の設計を請け負う(株)Kエンジニアリングの人事部で働く小野は花形部署から異動となったことを恨み、新卒採用チームの権限を最大に活かし、会社に復讐することを心に誓う。その方法とは、顔の「黄金比」のみを評価し、会社にとって不利益となる人間を採用すること。採用側のブラックな一面をユーモアを交えた筆致で描く。
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『ババヤガの夜』王谷 晶 (著)

暴力が趣味の新道依子は、その腕を買われ暴力団・内樹會の会長の一人娘である尚子の運転手兼ボディガードとして雇われる。人形のように美しく気位の高い尚子だが、彼女には逃れられない運命が重くのしかかっていることを依子は知ることになり…。
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『遠野物語』柳田国男 (著)

現在の岩手県遠野市周辺にあたる遠野郷。この地域に伝わる民間信仰や異聞怪談に魅せられた著者が現地を訪れ地元の住民が語る話をまとめあげていく。語り手と聞き手が溶け合っていく民族学の名著にして郷愁を呼び起こす、唯一の物語。
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『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』宮部 みゆき (著)

神田三島町に店を構える袋物屋の三島屋の次男坊・富次郎が聞き手を務める百物語は「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」というきまりごとがある。初代の聞き手であるおちかの出産を控え、いっとき百物語も休みをとっていたが、仏様を背おい、土の匂いをさせた一人の女がやってきた。
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『銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように』ほしお さなえ (著)

軽井沢の老舗ホテルで人気の「手紙室」は、たくさん並んだインクの中から気に入った色を選び、誰に宛てても良い手紙を書くアクティビティ。一昨年前に妻を無くした滝田は、妻が遺した手紙室の預かり証を発見し、思い出のある銀河ホテルへ向かう。
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『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 (著)

中学二年生の成瀬あかりは、幼馴染の島崎みゆきに向かって宣言した。「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。閉店を間近に迎えた西武大津店に夏休みの間毎日通い、地元のローカル番組の中継に映り己の姿を残すのだと言う。破天荒でありながらもなぜかその姿から目がはなせない主人公、成瀬の活躍を描く。
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『散りしきる花』皆川博子 (著)

吉原の遊女やの娘として生まれたゆうが、家を出て旅役者の福之助に付き従い各地を巡るようになってから九年の時が過ぎた。頭取として一座をまとめ細々とした仕事をこなしていたゆう。しかしある日、一座のお山が失踪したことをきっかけに次々と大きな試練がゆうに襲いかかる。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『栞と嘘の季節』米澤穂信 (著)

図書委員をしている高校二年生の堀川次郎と松倉詩門は返却本の中に押し花をラミネート加工した一枚の栞を発見する。その可愛らしい花の正体は猛毒を持つトリカブト。彼らは栞の持ち主を捜しはじめるのだが。誰が何の目的で栞を作っているのか。殺意の奥に潜む真実を解き明かしていく青春ミステリ。
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『馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ』辻 真先 (著)

昭和36年、駆け出しのミステリ作家である風早勝利は、学生時代からの友人であり、現在はCHK放送協会のプロデューサーを務める大杉日出夫の計らいでテレビドラマの脚本を手がけることに。ようやく迎えた本番当日、何と主演女優が殺害される。風早は美術担当の那珂一兵とともに事件の真相を探る。
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