イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『会津恋い鷹』皆川博子 (著)

時は幕末。会津の山中で鷹の雛と出会い、青い目を見たとたんその魅力に強く惹かれた少女さよ。縁あって鷹匠に嫁ぐが、倒幕への動きは全国に波及し会津藩も朝敵として攻撃を受け始め、さよの夫も戊辰戦争に向かう。夫の留守中、鷹に向き合う小夜は次々と抗えぬ大きな力に巻き込まれていく。
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『うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著)

腕の良い医者である凌雲と妻の美津が動物の病を診る『毛玉堂』には、様々な症状を抱えた動物とその飼い主がやってくる。ある日、長く白いふわふわした毛を持つ可愛らしい犬を連れてやってきた飼い主は、この犬の妙な姿を放っておいて良いものか相談したかったのだという。その妙な姿とは…。
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『問題物件』大倉崇裕 (著)

大島不動産販売に入社した若宮恵美子は、亡くなった前社長の息子で難病と闘っている大島雅弘の世話係となり本社の総務課のデスクと雅弘が伏せっている屋敷を行き来する日々。ところがある日突然、問題物件のクレーム対応を命じられ現場へ向かうと犬頭と名乗る探偵があらわれ…。
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『ペッパーズ・ゴースト』伊坂 幸太郎 (著)

中学校で国語を教えている教師、壇は生徒の布藤鞠子が書いた小説を読み、戸惑っていた。猫を愛する奇妙な二人組が猫虐待サイトを支持する人間に制裁を加える物語。やがて小説と現実世界が混ざり合っていく。未来を見る能力を持つ壇先生は、迫りくる世界と自分への危機を救うことができるのか。
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『白薔薇殺人事件』クリスティン・ペリン (著)

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母フランシスからキャッスルノールへ招かれた。フランシスは16歳の頃、占い師による予言を信じ続ける奇妙な老婦人として現地で有名だった。アニーが屋敷に到着すると、フランシスは図書室で死んでいた。両手には血の跡、そして床には白い薔薇が落ちていた。
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『ついでにジェントルメン』柚木 麻子 (著)

オール讀物主催の新人賞を獲った原嶋覚子は、担当編集者の佐橋守から原稿について様々な指摘を受けていた。「別の新人賞に応募して、一からデビューし直そうかなあ…」とつぶやく覚子の斜め上の辺りから「そんなの意味ないよ」と甲高い男の声が聞こえてきた。貧乏、美食、不倫などユーモアな筆致で鮮やかに描く、元気をもらえる七つの短編集。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『斎藤家の核弾頭』
篠田 節子 (著)

2075年の日。「国家カースト制」により能力別に管理され、結婚相手もシステムが選んだ相手と行い、子供を持つ人数にも制限がある。超エリートである「特A級市民」斎藤総一郎一家は、政府から立ち退きを強制される。理不尽な政府からの仕打ちを受け、総一郎は国に対して宣戦布告を行う。
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『雪旅籠』戸田 義長 (著)

若い頃から悪人の捕縛や吟味に辣腕を古い続け、その優れた能力から『八丁堀の鷹』と謳われてきた北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門と気弱な息子の清之介。同心親子が幕末の時代の波に翻弄されながらも、江戸で起こる事件の謎に挑む八編の物語。
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『人面島』中山 七里 (著)

ポンコツ相続鑑定士の三津木六兵は仕事で仁銘島へとやってきた。島のほとんどの土地を所有する村長の鴇川行平が死亡し、財産の鑑定を行うためにやってきたのだが、相続人である匠太郎と範次郎の兄弟は過去の女性絡みの因縁があり、以来犬猿の仲に。そんな中で行われた宮司の継承式の最中、匠太郎が密室の中死体となって発見される。
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『うたかたモザイク』一穂 ミチ (著)

甘くて苦い、人生の様々な味わいの欠片を集めた17の物語。同級生のアイドルの密かに推しとなったがこの思いを誰にも言えなくて(「Droppin' Drops」)。死んだなと思ったら猫に生まれ変わって嫁に拾われた、ちゅうことや(「神さまはそない優しない」)、ほか自分に寄り添う物語が見つかる短編集。
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