
こちらは池袋ウエストゲートパーク
シリーズの第19弾よ。俗物教祖と
親のエゴに苦しめられる宗教2世の
少女をマコトとタカシたちが救うべく
奔走するお話よ。

親の元でしか生活するすべのない
子供を宗教活動に巻き込むって
ひどい話だよな。

そうなの。しかも女子高生の
ルカは54歳の教祖の花嫁候補として
選ばれてしまうのよ。

54歳のおっさんが女子高生を??
キモすぎる!!マコトたちに
何とかして欲しいぞ。
『神の呪われた子 池袋ウエストゲートパークXIX』
石田 衣良 (著)文春文庫
あらすじ
雨が降りしきる中、セーラー服をびしょ濡れにして宗教勧誘をする母を手伝う少女、ルカ。
規制のある厳しい暮らしを送る中で、ある日彼女に変化が訪れた。
それは54歳の教祖の花嫁候補である「天使組」に選ばれたこと。
俗物教祖と親のエゴに苦しめられる少女・ルカを救い出すべく、マコトとタカシ、そしてGボーイズたちが動き出す。
女子高生が俗物教祖の花嫁候補に!?
どしゃぶりの雨の中、一軒一軒家をまわり、宗教「天国の木教会」の勧誘をする母娘がマコトの店にもやってきました。
滑らかに教えについて話す母の後ろにいる少女はセーラー服はびしょ濡れで、整った顔立ちをしていましたが首や腕に炎症があり痒そうにしています。
マコトはとりあえずパンフレットをもらい、ネットで「天国の木教会」を調べると悪いことは全て悪魔のせいで、功徳、つまり金を納めたり新規信者を獲得することで団体内の地位が上がるのだとか。
またある日、一人でパンフを配るルカを見つけたマコトが声をかけると、ルカは失神して倒れてしまいます。
知人でこども食堂を営んでいるアヅを呼ぶと軽トラでルカを運び、こども食堂へと連れて行きご飯を食べさせました。
事情を聞くと母は父を亡くしてから宗教活動にかかりきりで食事も食べさせてもらえない、とのこと。
実はアヅも宗教2世だったことで大変な思いをし、こども食堂を営むに至ったのだとか。
アヅの食堂に通いルカが元気を取り戻してきた頃、何とルカが教団の「天使組」に選ばれたとの知らせが。
54歳の教祖の花嫁候補というその話を嫌がるルカ。
そしてマコトやアヅにも教団から執拗な嫌がらせを受けます。
食堂を利用する子供たちにまで被害が及び、マコトはタカシに声をかけ、ルカを助けると同時に教団に二度と立ち上がれなくなるようなダメージを与えるための作戦を立て始めます。
まとめ
宗教の自由、とは言うものの弱い存在である子供に勧誘活動うを手伝わせたり、身体的につらい生活を強要させることは、子供の心に深い傷を負わせることにもつながります。
そんな傷を持つアヅが自分のためにこども食堂を運営していたとしても誰もそれを責めることはできないのではないでしょうか。
親の都合で苦しむ子供たちを闇の手から救い出すマコトとタカシの活躍が清々しい、そしてタカシの戦闘テクニックに改めて唸る、シリーズ第19弾です。
<こんな人におすすめ>
宗教2世の子供が親や教祖に振り回されるトラブルから誠たちが救い出す話を読んでみたい
「池袋ウエストゲートパーク」シリーズのファン
石田 衣良のファン


この相手を叩きのめすやり方も
いいよなあ。力だけじゃなく
頭脳面でも鮮やかにやり込めるところが
スカッとするんだな。

宗教2世という立場で辛い
思いをしている子供たちを
救う手段がもっと増えることを
願わずにはいられないわね。
「池袋ウエストゲートパーク」シリーズのイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。












