
こちらは前作『館島』に続く
シリーズ第二弾よ。
孤島に集まった名士の一族や
関係者たちのメンバーが死体となって
発見されるの。私立探偵と弁護士の
コンビが事件の謎に挑むの。

前回のトリックも見事だったよなあ。
今回はどんな状況で事件が起こるんだ?

岡山の名士が亡くなり遺言公開の
場所として孤島に建つ奇妙な建物
『御影荘』に一族や関係者、弁護士が
集められるの。翌日親族の一人が
血まみれで倒れていたのよ。

ふうむ。相続にまつわる殺人事件?
そして前回のように軽妙なやりとりが
見れるのかな。楽しみだぜ。
『仕掛島』東川 篤哉 (著)創元推理文庫
あらすじ
岡山の名士、西大寺吾郎の遺言により、一族の面々は瀬戸内の孤島・斜島へと集められた。
巨大な旧型展望室がある、奇妙な形をした館・御影荘で遺言状が読み上げられた翌朝に、相続人の一人が死体となって発見される。
嵐の接近により孤立した状況となった館で、私立探偵・小早川隆生と弁護士・矢野沙耶香は事件の謎に挑む。
孤島で次々と起こる奇怪な現象と事件の謎
体調を崩した父の代理として、27歳の弁護士である娘の沙耶香は西大寺一族が集められた瀬戸内の島、斜島へとやってきました。
ジャンプ台のような特徴的な形をした斜島に建つのは巨大な球形の展望室があり、内部にはこれまた大きな螺旋階段のある異形の建物『御影荘』。
集まったのは船でやってきた沙耶香、雇われ探偵の小早川隆生、長らく親族と音信不通になっていた故人の甥にあたる鶴岡和哉、道楽和尚、故人の長女・西大寺瑛子と夫の敦彦、高校生の一人娘である美咲、長男の慶介と次女の優子、故人の妹・雅江と身体の弱い吾郎の妻・香苗夫人と付き添いの高沢医師。
緊張しながら一族の前で、沙耶香が遺言状を読み上げた翌日。
行方がわからなくなった鶴岡和哉が建物の裏手で血まみれになって倒れていました。
そして前日の夜には美咲が窓から「赤鬼が見えた」と言います。
嵐により孤立したこの館で一体何が起こっているのか。
まとめ
前作「館島」の女探偵と刑事のバディが、今回は女弁護士と男探偵という組み合わせに。
前作のドタバタコンビをほうふつとさせる賑やかなやりとりに気をとられているうちに、奇妙な出来事が次々と関係者たちに起こります。
赤鬼の面をかぶった人物が館をさまよい、行き止まりの場所から消える人影、海面から飛び舞う人間。
さながら異空間に迷い込んだかのように見える現象を、論理的な推理で全て明らかにしていく展開は快感ですらあります。
舞台もキャラクターもトリックも、全てが驚きと企みに満ちた本格ミステリーです。
<こんな人におすすめ>
孤島で起こる奇怪な事象や殺人事件を推理する本格ミステリを読んでみたい
前作『館島』を読んだ
東川 篤哉のファン


思わず笑っちゃう楽しいやりとりは
健在だな!それとこのトリックよ。
作者の頭の中はどうなってるんだろう?

赤鬼が登場するなんて
驚きの展開よね。予想のつかない
展開からの怒涛の結末が
見事な大満足のミステリーね。
前作『館島』のイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。
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