イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『私にふさわしいホテル』柚木 麻子 (著) 三年前、文学新人賞に応募し大賞を受賞した加代子は単行本も出せず泣かず飛ばずの日々を送る。それでも大物作家気分に浸りたくて、自ら山の上ホテルにカンヅメとなり気分を盛り上げようとしていたところに先輩の遠藤がやってきて、加代子の上の階で大御所作家が執筆中だと話し…。 2024.12.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『サキの忘れ物』津村 記久子 (著) 十八歳の千春は高校をやめた後、病院に併設された喫茶店でアルバイトをしている。夢中になれるものがない、と思っていた千春は、ある日客が忘れていった文庫本をふと手に持ってみる。これまでの人生で最後まで読めた本はなかった千春だが。表題「サキの忘れ物」ほか九篇を収めた短編集。 2024.12.11イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『シャルロットのアルバイト』近藤史恵 (著) 元警察犬で、雌のジャーマンシェパードのシャルロット。浩輔と真澄夫婦のどちらも忙しい日が続いたある晩、シャルロットとの散歩の途中で迷子のトイプードルを保護した真澄。飼い主は無事に見つかったものの、どうも違和感が拭えなくて(「シャッルロットと迷子の王子」)。 2024.12.09イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『極限団地:一九六一 東京ハウス』真梨 幸子 (著) 昭和30年代の時代にタイムスリップし、当時の生活を体験してみませんか。テレビ局の特別番組の公開リアリティショーに選ばれた二組の家族と番組スタッフは当時の面影を残す築60年の広大な団地に集結。希望に満ちた暮らしを送るはずだったが、不倫や失踪など思いがけない状況に。 2024.12.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『水たまりで息をする』高瀬 隼子 (著) 結婚して10年になる衣津美は共働きで夫と二人暮らし。子供はいないが、このまま穏やかに暮らす日々が続いていくと思っていた。ところがある日、夫が「風呂には、入らないことにした」と発言し体を洗うことを嫌がるように。やがて衣津美は夫との間にある隔たりに気づく。 2024.12.04イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き』伽古屋 圭市 (著) まかないを出す下宿屋「猫目荘」へ入居することになった結芽。漫画家デビューをしたものの、ヒット作品を作り出せないまま数年が経過しついに筆を折ることを決意。猫目荘の美味しいご飯を食べ、個性豊かな生き方をしている住民たち と交流するうちに結芽の内面と周囲に少しずつ変化が現れる。 2024.12.02イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ショートケーキ』坂木 司 (著) もうすぐ二十歳になる私たちはやりきれないときに二人でケーキいを食べる(「ホール」)。白くて甘くてふわふわで、イチゴの載ったショートケーキはいつも売っていて、でもちょっぴり特別感もあって…。そんなショートケーキにまつわる5編の連作短編集。 2024.11.29イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークⅩⅧ』石田 衣良 (著) 最近急成長しているペットの総合商社、CGペット。八つの部門に分かれ誕生から墓場まで全てを網羅している。売り上げを伸ばしているその裏では恐るべき蛮行が繰り広げられていた。企業の闇を暴くべく、過激な動物愛護テロリストとともにマコトが立ち上がる。 2024.11.27イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『声の在りか』寺地 はるな (著) 夫と小学四年生の息子、晴基と暮らしている希和は民間学童で働きはじめることに。晴基が短冊に残した「こんなところにいたくない」という言葉、居心地の悪い保護者のLINEグループ、そして夫との関係。日々の暮らしの中で少しずつ失ってしまった声を、希和は少しずつ取り戻していく。 2024.11.25イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ゴールデンスランバー』伊坂 幸太郎 (著) 宮城県出身、五十歳という若さで首相となった金田が地元仙台でのパレード中、ラジコン爆弾によって殺された。元宅配業者の青柳雅春は自分が犯人とされていることを知り、必死に逃げる。警察とは思えぬ暴力を振るう人間たちの目をかいくぐり、時に協力者を得ながら青柳は逃げ切れるのか。 2024.11.22イラストブックレビュー