イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『本と私と恋人と』エミリー・ヘンリー (著) 母が亡くなってから、妹のリビーの面倒を見るため、著者と出版社をつなぐ文芸エージェントとして日々奮闘してきたノーラ。ある日、3人目の子供の出産を控えたリビーから、二人で田舎町でのバケーションを楽しもう、という提案が。仕事を片付けやってきた田舎町のカフェで見たのは、何とかつて仕事の売り込みを拒絶した天敵とも言える相手、チャーリー・ラストラだった。 2023.11.29イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『雨の中の涙のように』遠田潤子 (著) 雨の音を聞くと彼のことを思い出す。長身ですらりと手足が長く、儚さを帯びた美しい顔で人々を魅了する芸能人・堀尾葉介。彼と関わりを持った人々は、それと気づかぬうちに己の人生が思わぬ形に動きはじめる。そして葉介自身の苦しみにもまた変化が訪れ…。 2023.11.27イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『終末のフール』伊坂 幸太郎 (著) 八年後に小惑星が落ちてきて、地球は壊滅的な状態になる。そんなニュースが流れてから五年が経った。混乱に陥った世の中も、人々の行動も落ち着いてきた。全世界の人間が「余命三年」となった中、仙台北部の団地「ヒルズタウン」で暮らす住民たちはどのように過ごすのか。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。終末に向けかられは何を思い、何を失い、そして得ていくのか。 2023.11.24イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『緋色の記憶』トマス・H・クック (著) 小さくて美しい田園の村チャタム。ボストンからのバスに乗ってやってきたのは、女教師ミス・チャニング。彼女がやってきたことで静かな村にはさざ波のように波紋が起こる。チャニングが同僚を愛したことで起こった悲劇は『チャタム校事件』として名を残す。老弁護士の回想する思いでは当時の記憶を鮮やかに蘇らせる。 2023.11.22イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『彼らは世界にはなればなれに立っている』太田 愛 (著) ここは始まりの町。ここで起こったことを語るのは、初等科に通う13歳の少年・トゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師の四名。かれらがそれぞれの目で見た、彼らだけが知る真実は、やがて消えた人物と町が隠し持つ秘密へとつながっていく。 2023.11.20イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)』髙田 郁 (著) 大阪の呉服商「五鈴屋」の江戸店を成功させたい。そんな思いで、江戸の地で商いを続けてきた幸。店の存続や身内の裏切りなど数々の困難に出会いながらも『買うての幸、売っての幸せ』を胸に力を尽くしてきた。シリーズ番外編となる本作では、五鈴屋を出奔した惣次のその後、真面目な支配人・佐助の恋、老いを自覚し、この先の生き方に悩む小頭役のお竹、そして長い間一筋に幸を思い続ける賢輔の決意の四篇を綴る。 2023.11.17イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『グレート・ギャツビー』フィツジェラルド (著) 中西部の名家、キャラウェイ家出身のニックは、第一次世界大戦後ニューヨークの証券会社に就職し、頭部のウエスト・エッグに家を借りて住んでいる。隣に住むギャッツビーは、豪邸で夜毎華やかなパーティーを催し賑わっている。それは、かつて思いを寄せた相手で現在は人妻となっている女性とよりを戻すためだった。そんな彼の一途な想いが彼らを悲劇の運命に巻き込んでいく。 2023.11.15イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『あしたの華姫』畠中 恵 (著) 江戸一の賑わいと言われる両国。この両国を仕切る地回りの頭、山越の親分が病で臥せったことで、にわかに跡取り問題が持ち上がる。山越の息子だと名乗る者が現れたり、親分の一人娘のお夏の婿取りの話も上がり、両国の町を巻き込んでの大騒動に。 2023.11.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『この本を盗む者は』深緑 野分 (著) 角川文庫 書店や本にまつわる様々な店が軒を連ねる本の町、読長町。書物の収集家であった祖父が蔵書を納めた『御倉館』はかつて町の人々に公開されていたが、現在は管理人である父と高校生の深冬、そしてここで暮らす深冬の叔母・ひるねしか立ち入ることができなくなっている。ある日、御倉館から本が盗まれたことで本の呪いが発動。深冬が手にした物語の世界に、町全体が入り込んでしまう。謎の少女・真白とともに町を取り戻そうとする深冬だが…。 2023.11.10イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『折鶴』泡坂 妻夫 (著) 創元推理文庫 日本橋で代々縫箔屋を営む田毎の家は、田毎が4代目に当たる。先代が残してくれたビルのおかげで、仕事は多く入らなくても何とか暮らせている。行きつけの店に出向くと、女将から他所の女と宿に泊まったでしょう、と言われ仕事相手からは池袋のデパートで名前を呼び出されていた、と言われる。誰かが自分の名を使っている?首をひねる田毎は、あるパーティーで自分の名刺を数枚渡したことを思い出す。 2023.11.08イラストブックレビュー