ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『猫目荘のまかないごはん』伽古屋 圭市 (著)
二十九歳のフリーター、降矢伊緒は友人の紹介で阿佐ヶ谷の年季の入った木造二階建の下宿屋『猫目荘』で暮らすことに。近隣と比べ手の届きやすい家賃、そして大家が作る料理が朝夕二回提供されることが決め手となった。東京に来て五年になる伊緒は、婚活も就職もなかなかうまくいかない。そんな伊緒は猫目荘の個性的な自由民たちと交流し、共にごはんを食べるうち、自分自信を見つめ直し、その考え方と行動に変化が訪れる。