イラストブックレビュー

少女たちの夢と憧れを美しい小箱につめこんで

『彼方の友へ』伊吹 有喜 (著) のイラストブックレビューです。老人施設で過ごす名倉波津子は、小さな箱を手渡された。箱を開けると、チューリップやヒマワリなどの花が一輪ずつ描かれた、色鮮やかなカードが入っていた。波津子の記憶は七十年前へと呼び戻されていく。
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内緒だけど、こんな生き方に憧れている

『生きていてもいいかしら日記』北大路 公子 (著)のイラストブックレビューです。四十代、独身。回転寿司で昼ビールを楽しんでいたら、見知らぬ爺さんに説教される。セールス電話での攻防。日常はこんなにも笑いに満ちている、ユーモア溢れるエッセイ集。
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「瑕疵」の裏に隠されたその人の生き様

のこ 「瑕疵物件」って知っている? ぬこ ああ、前の住民が亡くなったり している「訳あり」物件のことだろ? のこ そうなの。こちらはそんな「瑕疵物件」と 賃貸契約を結んで、全賃借人にまつわる 問題を解決し...
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ロックな平刑事が国家の闇に挑む

『巡査長 真行寺弘道』榎本憲男 (著) のイラストブックレビューです。警視庁刑事部捜査一課の真行寺は凄腕のハッカー・黒木と親しくなる。議員変死事件で背後に巨大な組織の存在を感じ取り、黒木の力を借りて真相に迫ろうとする真行寺だが…。
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世界最大のアヘン産地でアヘンを作って吸ってみた

『アヘン王国潜入記』高野 秀行 (著)のイラストブックレビューです。ミャンマーの北部に位置し、反政府ゲリラの支配区であるワ州。1995年、アヘンの栽培で成りたち、常に政治的緊張にあるこの地へ単身7か月、種まきから収穫までのケシ栽培に従事した著者が見た麻薬生産を綴る。
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共感覚を持つダニエルの見え方・生き方。

『ぼくには数字が風景に見える』ダニエル・タメット (著)のイラストブックレビューです。ダニエルには数字が感情、動きを持つように見える。共感覚を持つ彼は円周率2万桁を暗唱し、10の言語を操ることができる。皆と違う自分に悩んだ彼がたどり着いた生き方とは。
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見た目はやっぱり大事なんです

『イメコン』遠藤 彩見 (著) のイラストブックレビューです。ひきこもりの男子高校生、武川直央の前に現れたのは、田舎町では明らかに異彩を放つ容姿端麗な男・一色一麿だった。彼のアドバイスで、依頼人の事態は好転していく。そしてその洞察力で、起こった事件までも解決していく。
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自分自身から逃れられない悲しみを叫ぶ

『生きてるだけで、愛。』本谷 有希子 (著) のイラストブックレビューです。25歳の寧子は、津奈木の家に押しかけ、同棲し、3年になる。鬱からくる過眠により引きこもりがちになり、バイトも続かない。その寧子のもとへ、津奈木の元カノがやってきて寧子を攻めたて、自立してここを出て行け、とバイトをさせるのだが。
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女として生きるって、どういう事なのでしょう

『悪いものが、来ませんように』芦沢 央 (著)のイラストブックレビューです。助産院の看護助手として働く紗英は、夫の浮気と妊娠できないことに悩んでいた。そんな紗英の心の支えは育児中の奈津子。ある日紗英の夫が他殺死体で発見される。犯人は誰か、そしてその動機は。
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死んだ人が教えてくれた「死後の世界」

『誰も書けなかった死後の世界地図:19世紀のイタリア貴族が教えてくれた「あの世」のしくみ』 のイラストブックレビューです。無宗教者であるフランチェッツォが死後の世界で体験した事とは。また、死後の世界の仕組みはどうなっているのでしょう。死者が霊媒に語った死後の世界。