宝島社文庫

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『推しの殺人』遠藤 かたる (著)

大阪発のアイドル『ベイビー⭐︎スターライト』は結成から四年を迎え、様々な問題を抱えていた。苛立ちを彼女らにぶつける社長、グループ内での人気格差、恋人から殴られているセンター…。そんな彼女たちにさらなる問題が襲いかかる。
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『怪物の木こり』倉井 眉介 (著)

優秀な若き弁護士、二宮彰はサイコパス。これまでに感情を僅かでも動かすことなく、自分の邪魔になる人間を何人も殺してきた。しかし、ある夜二宮は怪物のマスクを被り、手斧を持った人物に突然襲われる。
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『看守の信念』城山真一 (著)

金沢市の南東にある加賀刑務所。この地方刑務所で初めて実施された釈放前の更生プログラムに参加した受刑者が姿を消した。発見されるまでの30分の間、何が起こったのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で起こる事件を優れた洞察力と推理で真相へと見市美育キャリア刑務官の火石。そしてその足を引っ張ろうとする上司から火石の尾行を命じられた総務課長の芦立。火石が抱える事情とは。
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『認知心理検察官の捜査ファイル 名前のない被疑者』貴戸 湊太 (著)

千葉地検で検察事務官として働く朝比奈は、認知心理学を駆使して被疑者の嘘を見抜く優秀な検事・大神祐介の職務のサポートを行っている。事件の取り調べでは本名を名乗らない被疑者や「風邪をひいたから殺した」と発言する被疑者などが現れる。彼らの真意はどこにあるのか、そして事件の真相とは。また、天才検事・大神の過去に関わる被疑者とは。
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『スマホを落としただけなのに 連続殺人鬼の誕生』志駕 晃 (著)

小学三年生の翔太が朝目を覚ますと、天井からぶら下がる母の姿を発見。児童養護施設へと入ることになった翔太はヨシハルという少年と出会う。仲良くなりいっしょに虫を殺して喜んでいたが、その行為は次第にエスカレートし、ついにヨシハルが実行する殺人に翔太は強力することに。スマホを駆使して暴行や殺人を繰り返してきた殺人鬼はどのような少年時代を過ごし、どの瞬間に「怪人」としての人生を歩み始めたのか。
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『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子 (著)

桜並木が途切れたところにぽつんとある、小さな店「マーブル・カフェ」。定休日の月曜日、当日限りの「抹茶カフェ」に。ツイていないと嘆く携帯ショップの店員、照れ屋で女性と話すのが苦手なために、ぶっきらぼうな対応をしてしまう茶問屋の若旦那、何かと口うるさい祖母のことが苦手に感じている紙芝居師、京都老舗和菓子屋の元女将。一杯の抹茶からつながり広がっていく、東京と京都をつなぐあたたかな物語。
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『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』歌田 年 (著)

「渡部紙鑑定事務所」は、持ち込まれた紙の種類を調べ、予算に合わせた紙類の提案を行う紙専門の個人事務所。そこへ、探偵事務所と勘違いしてやってきた女性が恋人の浮気調査の依頼をしてきた。手がかりは彼が急に作りはじめたという戦車のプラモデルの写真。ラモデル造形家・土生井と出会い、調査を進めた結果意外な真相に辿り着く。さらに妹の行方を捜してほしいという女性が持参してきたのは、妹が残していったというジオラマ。渡部は再び土生井とタッグを組み真相を探るのだが…。
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『紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪』歌田 年 (著)

持ち込まれた紙のサンプルを調べ、メーカーや銘柄を特定する「渡部紙鑑定事務所」の渡部は、触っただけでどのような紙かを当てることができる。そんな彼のもとには、紙にまつわる依頼が持ち込まれる。漫画の単行本を不良品として突き返す少年、凶器が消えた殺人事件の謎。仲間の豊富な知識を参考にしつつ、渡部は事件の真相に挑む。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ (著)

派遣で大学の事務員として働く小林美桜は、数日前に妹の緋奈の訃報を受けた。十数年前、姉妹の父親は通り魔に殺され、母親は失踪。以来別々の親戚に引き取られた彼女たちは恵まれているとは言えない環境で育った。被害者であるはずの妃奈が保険金目当ての殺人を行っていたのではないかという疑惑がかけられ、にわかに世間の注目を浴びることに。妃奈の潔白を証明しようとする美桜だが…。
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『がん消滅の罠 暗殺腫瘍の謎』岩木一麻 (著)

日本がんセンターに勤めている医師の夏目は、保険会社の友人・森川から奇妙な案件が続いている、という話を聞く。がんの診断を受ければ未払い分の住宅ローン支払い義務がなくなるというがん団信で、住宅ローンを組んでから一年以内にがんと診断されるケースが続けて発生している。また、医師の連続殺人が起こり、夏目のもとにも警察が。さらに脅迫を受けていると言う政治家から「人工的にがんを発生させることは可能なのか」と相談される。