みちづれの猫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『みちづれの猫』唯川 恵 (著)

離婚後、抜け殻のようになりゴミ溜めのような部屋で暮らしていた江美。そんな江美の部屋のベランダに茶トラの牡猫がやってきた。茶太郎と名付けた猫との生活で江美は次第に自分の心と身体を取り戻していく。しかし茶太郎はある日家を出ていったきり帰らなくなった(「運河沿いの使わしめ」)。傷ついた時、そこに寄り添ってくれる猫に救われた女性たちの心あたたまる七つの物語。