天上の葦 上

イラストブックレビュー

老人が空を指さした先には何があったのか

『天上の葦 上』太田 愛 (著) のイラストブックレビューです。小さな興信所を営む遣水のもとに奇妙な依頼が舞い込んだ。渋谷のスクランブル交差点で、空を指差し絶命した老人。彼が最期に何を見たのかを調べろ、というもの。一方、停職中の刑事・相馬は行方が分からなくなった公安刑事の捜索を依頼される。二つの事件に潜む、社会を震撼させるものの正体は何なのか。