家守綺譚

イラストブックレビュー

わたしたちのすぐ傍で息づく懐かしく愛おしい世界

『家守綺譚 』梨木 香歩 (著)のイラストブックレビューです。今からほんの百年前。売れぬ物書きをしていた綿貫征四郎は、亡くなった同級生、高堂の父親から家の守をしてくれないかと頼まれる。喜んで引き受けた征四郎が住みはじめた庭付き二階屋には様々な者たちが現れる。