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イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『イデアの再臨』五条 紀夫 (著)

僕は向水学園高等学校に通うごく平凡な高校生。ある朝、目を冷ますと部屋の壁に四角い穴が開いていた。ここは小説の中の世界であり、自分たちはその登場人物。この世界から次々と物や言葉を消し、混沌の世界を作り上げている犯人はいったい誰なのか。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『クローズドサスペンスヘブン』五条紀夫 (著)

俺は誰かに首を斬られて殺された。気がつけば海辺にいて、道の先には木造二階建の洋館が。どうやらここは死後の世界らしく、洋館に集まった俺を含めた六人の男女は皆この屋敷で命を落としたようだ。記憶を失った状態で天国屋敷へとやってきた彼らのうち、犯人は誰なのか。そして自分自身はいったい何者なのか。死後の世界で繰り広げられる特殊設定ミステリー。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『六畳間ミステリーアパート』河端 ジュン一 (著)

フリーランスのライターをしている田中は家賃一万二千円という破格の「ことだま荘」に引っ越してきた。「言葉の呪い、祓います」という売り文句に惹かれ契約を結び、暮らしはじめたことだま荘には、様々な問題や悩みを抱える人間たちがやってきて…。
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辛口なケーキ王子のスパイシーな名推理

『ケーキ王子の名推理』 七月 隆文 (著) のイラストブックレビューです。ケーキが大好きな女子高生、未羽は失恋した悲しみを癒そうと訪れたケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン、颯人に遭遇。その甘いマスクに反して氷のように冷たい態度と発言をする颯人だが、パティシエ修行のことは人に言うな、と念を押される未羽だが。
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解いた者だけが踏み入れることができる美しい世界

『青の数学』王城 夕紀 (著)のイラストブックレビューです。雪の日、栢山が出会った少女は、数学オリンピックを制した天才、京(かなどめ)香凜。彼女は栢山に問う。「数学って何?」。ライバルと出会い、闘いながら栢山は香凜に問われた答えを探す。
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あなたの過去、癒してみせる

『小暮写眞館III: カモメの名前』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。顔なじみの不動産屋の社長から渡された一枚の写真。そこに写る不恰好なぬいぐるみを「カモメ」なのだと主張する小学生。その彼は不登校なのだと言う。小学生と不登校、そしてカモメの関連は。
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写真の謎、君に解ける?

『小暮写眞館II: 世界の縁側』宮部みゆき(著)のイラストブックレビューです。先輩に呼び出された英一は、ある写真の謎を解くように言い渡される。問題の写真には笑顔で映る家族。その奥には透けた家族が涙を流している姿が写っていたのです。
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いろんな形で写真にあらわれる 人の想い

『小暮写眞館I』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。古びた写真館に引っ越してきた英一一家。個性の強い家族や友人に囲まれて過ごす中、一番地味な英一にある写真の謎を解いて欲しいという女子高生がやってきた。英一は写真の謎を解くことができるのか。