桜井 美奈

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『私が先生を殺した』桜井 美奈 (著)

避難訓練で校庭へと集まった高校生たち。一人の生徒が「ねえ…あそこに誰かいない?」という声につられて顔をあげると屋上のフェンスの外側に彼らがよく知る人物の姿が。生徒たちの目の前で若き英語教師・奥澤は校舎の屋上から飛びおりた。彼が担任をしていたクラスの黒板には「私が先生を殺した」という文字が。章ごとに語り手が変わり、それぞれの視点から語られる出来事は驚くべき真実へとつながっていく。
イラストブックレビュー

心から求めたのは穏やかな日常だった

『殺した夫が帰ってきました』桜井 美奈 (著)のイラストブックレビューです。都内のアパレルメーカーに勤務する、二十八歳の鈴倉茉菜は、取引先の穂高に言い寄られ困っていた。自宅までも突き止められ家の中に入ろうとする穂高ともめていたところ、一人の男性が現れた。それは茉菜がかつて崖から突き落として殺した夫・和希だった…。