nuko

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『11文字の檻: 青崎有吾短編集成』青崎 有吾 (著)

平成十七年(二〇〇五年)四月二十五日に起こったJR福知山線脱線事故を題材にしいた人間ドラマ「加速してゆく」、奇妙な刑務所に閉じ込められた者たちが脱出のためのパスワードを探り続ける「11文字の檻」など、人気コミックのトリビュート作品からショートショートまでバラエティ豊かな8編を収めた短編集。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『短編旅館』集英社文庫編集部 (著)

一人で、あるいは家族で過ごす旅館でのひとときは、忘れていた大切なことを思い出したり、自分と向き合ったり、新たな発見をしたりと、様々なものに出会う時間でもあります。日本各地の旅館を舞台に描かれる五つの人間模様が胸を打つ。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『吾輩こそ猫である』チェ・ジニョン (著)

『充電中と言ってはスマホを1日中眺めている。人間はエネルギー効率が悪すぎる。』『旅に出ようと思いついたのはいいけれど準備の段階で疲れてしまった。』猫の目線で眺めてみれば、人間ってあれこれ悩んであちこち動き回って浮かれたり落ちこんだり、いったい何をやっているの?と感じているのかも。そんな人間の不思議な言動や行動を、韓国で人気のイラストエッセイストが綴ります。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ここだけのお金の使いかた』アミの会 (編集)

物価は上昇するけど給料は上がらない。そんな時代だからこそ、何にいくらお金を使うかは人生の重要事項になってくる。百万円の宝くじが当たったら夫に言う?働かずに稼げる方法って?ゲーム課金にいくら使う?七名の女性作家がお金をテーマに人生の悲喜こもごもを描くアンソロジー。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『自己満足のデザイン 無名からSNS発デザイナーへ』いま いません (著)

「自己満足のデザインなんてダメだ」。本やネットの記事でもこうした考えが一般的であるとされる中、あえて自己満足を突きつめた作品を発表し続け、受け入れられるようになったのは、そこに他者の目を意識した要素を含まない、力強い個性が感じられるからではないでしょうか。本書はそうしたデザインの作り方や考え方を、そこに至るエピソードを交えながら解説しいていきます。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『がん消滅の罠 暗殺腫瘍の謎』岩木一麻 (著)

日本がんセンターに勤めている医師の夏目は、保険会社の友人・森川から奇妙な案件が続いている、という話を聞く。がんの診断を受ければ未払い分の住宅ローン支払い義務がなくなるというがん団信で、住宅ローンを組んでから一年以内にがんと診断されるケースが続けて発生している。また、医師の連続殺人が起こり、夏目のもとにも警察が。さらに脅迫を受けていると言う政治家から「人工的にがんを発生させることは可能なのか」と相談される。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『疑惑の入会者 ロンドン謎解き結婚相談所』アリスン・モントクレア (著)

戦後のロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。白人だけでなくあらゆる人種にも門戸を開こうと決意する二人だが、い一方でグウェンは彼の言葉が嘘ばかりであることに感づく。また、グウェンの義父・ハロルドがアフリカから帰宅。彼の暴君ぶりに邸中の人間が苦しむ。何とかせねばと対策を練るグウェンはある災難に巻き込まれ…。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『珠玉』彩瀬 まる (著)

国民的な人気歌手だった真砂リズを祖母に持つ歩。自身のファッションブランドを持つが、華やかで偉大な祖母に比べ、自分には見た目も才能も秀でたものがない、と感じながら生きてきた。共に仕事をしていたモデル兼ジュエリーデザイナーにも別れを告げられ落ち込んでいたところ、一人の美しい青年・譲司と出会う。芸能事務所との契約を切られ職を失いかけている譲司は、歩のブランドの建て直しを手伝おうとするのだが…。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『銀二貫』高田 郁 (著)

安永七年(一七七八年)。大坂を襲った大火災「天満焼け」の被害に遭った「天満の天神さん」への寄進、銀二貫を持っていた寒天問屋「井川屋」の店主、和助。天神さんへ行く途中、仇討ちにより父を斬られ、その息子までもが刃を向けられる場に遭遇し、その仇を銀二貫で買う。息子は「松吉」と名付けられ、井川屋の丁稚として生きることに。商いを教えられ、多くの人と出会い、別れをくり返す中、商品である寒天への知識と愛着を深めていく。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『増補版 九十歳。何がめでたい』佐藤 愛子 (著)

身体のガタが来ているというのに、声が大きいために元気なばあさんだと思われて困る。スマホとは何ぞや、便利になった生活で失われたものは何か。九十歳を過ぎた今思ううこと、起こることを笑いと涙あふれる文章でイキイキと綴るエッセイ集。