イラストブックレビュー

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『スイッチ 悪意の実験』潮谷 験 (著)

私立狼谷大学の二回生である箱川小雪は、先輩の香川霞に声をかけられ、友人の三島大我、桐山玲奈とともに、あるアルバイトに参加することになった。1か月の間スイッチを持たされ、押すのも押さないのも自由。ただしそのスイッチは「ある家族が崩壊するスイッチ」で…。
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『くらのかみ』小野 不由美 (著)

小学六年生の耕助は、二年生のときに亡くなった母の親戚の家へはじめて訪れた。年の近い子供たちが本家で顔を合わせ広い座敷を探検し、蔵座敷でゲームを始めると四人で始めたはずなのに気付けば五人になっていた。さらに夜中に人魂が現れたり、読経の声が聞こえたり。これは祟りなのか。
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『リボーン』五十嵐貴久 (著)

何人もの死傷者を出し、車にはねられ傷を負った娘と思しき少女とともに逃走した雨宮リカ。警視庁は彼女を複数の殺人容疑で指名手配した。興信所の柏原と警視庁の戸田はリカを捕らえるべくタッグを組み、学生時代のリカを知る小野萌香とその祖母、宇都子に協力を求める。
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『か「」く「」し「」ご「」と「 』住野 よる (著)

高校二年生の五人のクラスメイト。彼らはそれぞれに、人にはない特別な力を持っている。何かの役に立つようなものでもないけれど、この能力のおかげで彼女のことがどうも気になってしまう。それぞれが持つ能力から見えてくるお互いへの思いを描き出す青春小説。
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『ひとりでカラカサさしてゆく』江國 香織 (著)

大晦日の夜、東京駅から近いホテルに集まったのは八十六歳の篠田完爾、八十歳の重盛勉、八十二歳の宮下知佐子の三人。長い付き合いである彼らはバーラウンジで昔話に花を咲かせた後、ホテルの一室で猟銃自殺した。なぜそんなことが起こったのか。
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『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

風が冷たさを増し、体が温まるものを人々が求める季節。行方不明の弟を探しにきたという女客と息子の二人連れがやってきます。鬼勘も絡み、人探しに協力することになった喜八たち。そこから次々と驚きの事実が明らかになり…。
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『たまごの旅人』近藤 史恵 (著)

遥は子供の頃からの念願がかなって海外旅行の添乗員に。風光明媚な景色や美味しい料理をアテンンドし、参加客たちの特別な瞬間に寄り添う。そんな仕事にやり甲斐を感じ、楽しさと喜びを感じ始めた頃、予想外の事態が発生する。
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『とわの庭』小川 糸 (著)

盲目の少女とわは、大好きな母と二人で暮らしている。母は本を読んでくれて、庭の木や草花、飛んでくる鳥などから移りゆく季節を教えてくれた。しかし、ある日母はいなくなった。孤独な闇の中で生き延びた少女は、そこから自分自身の人生を歩き出す。
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『虹いろ図書館のへびおとこ』櫻井 とりお (著)

学校へ行けなくなった小学六年生の火村ほのかがどりついたのは古い図書館。そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさん、謎の少年スタンビズくんがいて、たくさんの本があった。彼らや物語たちと出会ったほのかは少しずつ自分の世界が動き出すのを感じて…。
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『黒牢城』米澤 穂信 (著)

日の出の勢いの織田信長に叛旗を翻した男、伊丹郷の有岡城城主、荒木摂津守村重。その村重を説得しようとやってきたのは良将、黒田官兵衛。村重は官兵衛の言葉を受け入れず、彼を捕らえ地下の土牢へつなぐ。城内で起こるいくつもの事件の真相を、村重は地下牢の官兵衛に問うのだが…。