イラストブックレビュー

オズの国で起こった密室殺人の謎

『ドロシイ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。大学院生の井森は、ビルという名のトカゲとなって不思議の国で過ごす夢を毎晩のように続けて見ている。ある晩、砂漠を彷徨う夢を見て、ドロシイという少女に助けてもらう。そしてエメラルドの宮殿へと連れて行かれたのだが、パーティーが行われるというその日、密室殺人が起こる。
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ここでは生きられない ここでしか生きていけない

『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田 そのこ (著)のイラストブックレビューです。思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋、生まれ変わる同級生の様子を見守るひととき、救いようのない状況で求める変わらぬ思い。水の中で漂い、停滞し、もがく男女の苦しさとせつなさを描く5編の短編集。
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大学の腐敗人事と男女の愛憎劇が複雑に絡む

『葦の浮船 新装版』松本 清張 (著) のイラストブックレビューです。大学の助教授を務める小関はこれといった業績もなく、見た目も野暮ったい。一方、同僚の折戸は秀才型で著書も何冊も出しているし、スマートな容貌で女性からも人気がある。折戸は知り合った人妻と不倫関係になり、さらに小関が好感を持つ知り合いの女性にまで手を出そうとするのだが。
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仮面の宴に紛れた殺人犯の正体とは

『マスカレード・ナイト』 東野 圭吾 (著)のイラストブックレビューです。練馬のマンションの一室で、若い女性の他殺死体が発見された。そして警視庁に密告状が届く。新田は潜入捜査のために再びフロントに立つ。コンシェルジュとなった山岸尚美は、お客様の対応に追われていた。400人以上もの仮装したパーティ客の中から犯人を探し出すことができるのか。
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商売にわくわく、人情にじんわり。お江戸看板姉妹の物語。

『雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四) 』 宮本 紀子 (著) のイラストブックレビューです。雛の節句のころ、妹・桃が通うお茶の師匠のもとへ見学に行くこととなった姉の里久。正座が苦手で、これまで通ったことのある稽古では嫌な思い出しかなかった里久だが。新しい局面を迎える看板姉妹の物語・第四作。
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神様が願いを叶えてくれるって本当なの?

『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 (著) のイラストブックレビューです。小学四年生の芳雄が住む町では、連続した猫の殺害事件が起こっていたんな時、転入したばかりのクラスメイト・鈴木君は「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ」と言う。これは嘘?それとも何かのゲーム?
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仮面の下を守るのか、暴くのか。二人が出会う前の物語。

『マスカレード・イブ』東野 圭吾 (著)のイラストブックレビューです。ホテル・コルシアに就職して四年になる山岸尚美は、念願のフロントオフィスに配置されてひと月ほど。。一方、ある殺人事件の捜査にあたる新田浩介は、一人の男に目をつけた。お客様の仮面を守るホテルマンと犯人の仮面を暴く刑事。二人が出会う前のそれぞれの物語。
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働くみんなの「あるある」満載!「超」共感物語

『店長がバカすぎて』 早見和真 (著) のイラストブックレビューです。吉祥寺の武蔵野書店で働く谷原京子、二十八歳。多忙でありながら薄給にあえぐ契約社員である。店長である山本猛が全く使えず、いつもピンとのずれた発言と行動で京子を苛立たせる。毎日「マジで辞めてやる!」と思う京子だが…。
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人間のクズたちの本性を呼びさます魔性の女

『本性』 伊岡 瞬 (著) のイラストブックレビューです。私立中学の教師をしている40歳の尚之は、お見合いパーティーで「サトウミサキ」と出会う。彼女に夢中になった尚之は逢瀬を重ねる。しかし、結婚の話が進むにつれ、ミサキは不審な行動を見せ始める。関わる人間を破滅させる女、サトウミサキの正体とは。
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ままならない人生にそっと寄り添う月の光

『月まで三キロ』 伊与原新 (著)のイラストブックレビューです。広告代理店を辞め、独立するも、経営が悪化し立ちゆかなくなる。妻とは離婚し、手元に残ったのは借金だけ。死に場所を求めて乗ったタクシーは、ある場所へと向かった(「月まで三キロ」)ほか、ままならない人生にやさしく寄り添う自然と人間たちとを描く、六つの短編集。