小学館文庫

イラストブックレビュー

「食」の面から子どもたちの成長をサポート

『かすがい食堂』 伽古屋 圭市 (著) のイラストブックレビューです。過酷な映像会社の仕事を辞め、祖母が営む駄菓子屋を継いだ、二十五歳の楓子。子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれることにも慣れてきた頃、夕刻になるときっちり三百円分の駄菓子を買っていく少年の存在に気づく。楓子は少年のために食事を提供しようと考えた。
イラストブックレビュー

心から求めたのは穏やかな日常だった

『殺した夫が帰ってきました』桜井 美奈 (著)のイラストブックレビューです。都内のアパレルメーカーに勤務する、二十八歳の鈴倉茉菜は、取引先の穂高に言い寄られ困っていた。自宅までも突き止められ家の中に入ろうとする穂高ともめていたところ、一人の男性が現れた。それは茉菜がかつて崖から突き落として殺した夫・和希だった…。
イラストブックレビュー

お客様に本当に売りたいものは何なのか

『上流階級 富久丸百貨店外商部 (2)』高殿 円 (著)のイラストブックレビューです。富久丸百貨店外商部に勤める鮫島静緒38歳。外商部の立て直し、顧客のトラブル、そして同居人枡屋の母が、バツイチ独身の静緒に枡屋との結婚を勧めてきて…!?
イラストブックレビュー

新たな経済システムが生み出す被災地の活性化

『エアー2.0 』榎本 憲男のイラストブックレビューです。東京オリンピック開催に向けて建設中である新国立競技場の工事現場で、中谷は不思議な老人と出会う。老人が仕事をやめる時に中谷に託した万馬券が的中。再び中谷の前に現れた老人は、市場予測システム「エアー」を開発し、政府との交渉にあたるよう、中谷に依頼する。
イラストブックレビュー

まぶたに残るアザは呪われた島での証

『祝言島』 真梨 幸子 (著) のイラストブックレビューです。2006年12月1日に起こった3件の殺人事件。殺された3人の知人である七鬼紅玉は警察の取り調べ中に姿を消し、事件は未だ解決していない。都市伝説とも言われる、島の忌まわしい過去、3件の殺人事件の犯人。3世代にわたる数奇な事件が複雑に絡み合い、驚愕の真実へとたどりつく。
イラストブックレビュー

デパートの売り上げを支える外商の奮闘ぶりを描く

『上流階級 富久丸百貨店外商部』高殿 円 (著) のイラストブックレビューです。神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で外商員として働くことになった鮫島静緒。一筋縄ではいかないお客たちに、ライバルの本物のセレブ若手男性社員。次々と出てくる難題を解決すべく、静緒は奔走する。
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国の強化と個の自由との戦いの行方は

『コールドウォー DASPA 吉良大介』榎本憲男 (著) のイラストブックレビューです。吉良大介は、国際的な闇賭博サイトに「2020年東京オリンピックは開催されるか」という賭けを発見。年明けとともにコロナウイルスの感染は拡大し、オリンピックは年内中止に。「自粛」の空気が流れる中、ある女性歌手が解散したかつての人気バンドとともにライブを行うと発表する。
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人生を切り拓くための「教養」を身につけよう

『お金は「教養」で儲けなさい』 加谷 珪一 (著)のイラストブックレビューです 。お金を稼ぐためには、相手を理解する能力、断片的な情報から全体像を組み立てる想像力、また背後で動いている法則を見極める分析力などが必要です。成功への確立を上げる武器としての教養を身につけていきましょう。
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お客様の人生の歩みとともに自分のキャリアを重ねていく

『上流階級 富久丸百貨店外商部 (3) 』 高殿 円 (著)のイラストブックレビューです。神戸の老舗デパート、富久丸百貨店芦屋店の外商員、鮫島静緒、39歳。外商部期待の若手、桝家修平との同居生活は二年近くにもなり、家族のような居心地の良さを感じている。様々な目的や問題を抱える顧客相手に奔走する毎日だが…。
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度肝を抜く発想と驚きの展開が詰まった26編

『余命3000文字』村崎羯諦 (著)のイラストブックレビューです。「あなたの余命はあと3000文字きっかりです」と医者から宣告された男がどうなったか(「余命3000文字」)。奇想天外な発想、思いもよらぬ衝撃のラストが楽しめる、26編を収めた短編集。