文春文庫

イラストブックレビュー

人の生死と恋ごころはままならぬもので…

『ひとめぼれ』畠中 恵 (著) のイラストブックレビューです。江戸の町名主の跡取り息子、麻之助はお気楽を身上としているが、次から次へとやっかいごとが舞い込んでくる。このところ、幼なじみで、同心の容姿でもある真面目な男・吉五郎の様子がおかしい。
イラストブックレビュー

互いに影響し合う彼女たち

『インフルエンス』近藤 史恵 (著)のイラストブックレビューです。ある女性作家の元に届いた一通の手紙。そこには「私と友達2人の関係について話を聞いてほしい」とあった。驚くべき青春時代を送った彼女たちは、さらに大人になって再開を果たす。
イラストブックレビュー

山奥に潜む 最強の四人の老人

『四人組がいた。』髙村 薫 (著) のイラストブックレビューです。郵便局兼集会所に日がな集まり毒を吐きながら過ごす四人の老人。車もめったに通らない山奥の村に、時おり見慣れぬ客がやってくる。四人組はいい暇つぶしができたとばかり、客の相手をするのだが…。
イラストブックレビュー

完全なる執事、ジーヴズの活躍が光るユーモア小説

『ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻』P.G. ウッドハウス (著)のイラストブックレビューです。少々頭の弱い金持ちの青年、バーティーのもとへ新たな執事、ジーヴスがやってきた。服選びから人間関係まで、どんなやっかいなことでもジーヴズにかかればたちまち解決してしまうのだ。
イラストブックレビュー

人の転機に訪れる「まったなし」の瞬間

『まったなし』畠中 恵 (著)のイラストブックレビューです。いくらか元気を取り戻してきたものの、いまだ妻を亡くした悲しみが癒えぬ町名主の跡取り、麻之助。父の後を継ぎ、すでに別の町の町名主として働く、幼なじみの清十郎のもとへ結婚の話が舞い込む。
イラストブックレビュー

「家族」とは愛という名のバトンをつないでいくこと

『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ (著) のイラストブックレビューです。高校二年生の森宮優子は、二十歳離れた父親、森宮さんと二人暮らし。優子は幼い頃に母を亡くし、父親とも海外赴任を機に別れ、継母との二人暮らしを選んだ。
イラストブックレビュー

激動の時代に生きた浮世絵師の苦悩と矜持

『おもちゃ絵芳藤』谷津 矢車 (著) のイラストブックレビューです。大師匠である宇田川国芳が亡くなり、門下生たちが弔いに集まった。若頭格である芳藤は自身の絵が全く売れないでいる。弟弟子たちの才能を横目に、芳藤は子供用の玩具絵を描き続ける。
イラストブックレビュー

誰にでも与えられる「とき」という名の薬

『ときぐすり 』畠中 恵 (著) のイラストブックレビューです。町名主の跡取り息子である麻之助は、女房を亡くしてからも仕事が舞い込んでくる忙しい日々を送っていた。眠れる薬の謎、雲隠れしてしまった清十郎、挙動不審な吉五郎…。麻之助は今日も江戸の町を駆け回る。
イラストブックレビュー

若者を食い物にする奴らを許すな!

『西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII』石田 衣良 (著) のイラストブックレビューです。池袋の雑居ビルの屋上から、一人の若者が身を投げ、自殺を図った。彼は急成長している飲食チェーン店の従業員。彼は一命をとりとめたが、次の犠牲者が発生する。
イラストブックレビュー

名探偵は娘ラブのほっこりお父さん

『中野のお父さん』北村 薫 (著)のイラストブックレビューです。若手の文芸編集者、美希。ある日、新人賞の候補者に電話をしたが、その人が応募したのは何年も前だという。この不可解な謎を、高校教師の父に話してみたところ…。