文春文庫

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高額報酬アルバイトの内容は…デスゲーム!?

時給十一万二千円。作業内容は人文科学的実験の被験者。破格の時給に惹かれて応募し、採用された十二人の男女。「暗鬼館」なる地下施設に案内された彼らが説明された実験内容。それは多くの報酬を獲得するために、参加者同士が殺し合う殺人ゲームだった。
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どんな時も 音楽が光を与え、渇きを癒してくれた

日本を離れ東ドイツへピアノ留学をした眞山柊史個性豊かな音楽の才能を持つ学生たちと接し、自分の音楽性を見失いそうになり、必死にあがいていた。そんな時、教会で耳にしたオルガン奏者に心を奪われる。美貌のオルガン奏者、クリスタは国家保安省(シュタージ)の監視対象だった。
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大阪の人情とユーモアに包まれたあたたかな青春物語

大阪の超庶民的な中華料理店、戸村飯店の二人の息子たち。兄のヘイスケは見た目も要領も良く、弟のコウスケはボケが上手で単純だ。高校を卒業後、東京へ行ったヘイスケ。そして高校三年生となったコウスケ。離れた場所で過ごす二人は、改めて自分自身を見つめ直し、自分の進むべき道を見出していく。
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麻之助のもとへ波乱とともにやってくる新しい流れとは

町名主の跡取り息子・麻之助のもとに、今日も揉め事が持ちこまれる。悪友であり、親の跡を継ぎ町名主となった清十郎には元気な赤子が生まれ、麻之助の亡き妻・お寿々の縁者であるおこ乃の縁談がまとまった。そんな中、周囲の者達が麻之助の縁談を見る、と言い出す。
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幾重にも重なった善意の層が真実への道を遠ざける

静岡のゴミ屋敷で暮らす老女宅で火災が発生。焼け跡からは、老女ともう一人の若い女性の遺体が発見された。逮捕された男は23年前の少女殺害事件でも逮捕されたが無罪となっていた。そして今回の事件でも釈放される。町で行われる一大イベントのパレードの当日、この男が殺害された。
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記憶の中の誘拐に隠されていた真実とは

三鷹市にある警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」は事件の遺留品や証拠品を保管する施設。ここに配属された聡は友人から過去の事件の再捜査を依頼される。二十六年前に起こった奇妙な誘拐事件、その裏に隠されていた真実とは。
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優れた能力を持つ教え子が成し遂げようとした事とは

両親が亡くなっており、育ての親であった姉をも無くしてしまった古芝伸吾は、帝都大を中退し、町工場で働いていた。ある日、代議士の大賀の周辺を追っていたフリーライターの長岡修が絞殺死体で発見される。また、伸吾の姉が、大賀の担当新聞記者であったことも判明。伸吾が失踪し、高校の先輩にあたる湯川は伸吾の計画に気がつく。
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沈黙する証拠たちから真実の声を聞きとる

三鷹市の閑静な住宅街の一角に建つ、「警視庁付属犯罪資料館」。コミュ力ゼロ、雪女のような冷たく整った顔立ちの館長、緋色冴子とともに、これまでの事件の証拠品の整理・管理をすることになった寺田聡。それだけではなく、冴子の指示に従って、終わったはずの事件を再捜査することに。
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想像力を超えた先に、真実はある

とある宗教の信者が建物から飛び降り、死亡した。この教団の教祖である連崎が、自分が念力を使って落としたのだと自首してきた。果たして念の力で人を死に追い込むことが可能なのか(「幻惑す」)。興味や縁故から謎解きの協力をすることになった天才物理学者・湯川は真実を見つけ出せるのか。
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大切なものを守ることが新たな悲劇を生み出す

夏休み、両親が仕事で出張することになったため、伯母一家が経営する玻璃ヶ浦の旅館で過ごすことになった小学五年生の恭平。一方、仕事で訪れていた湯川も同じ旅館に宿泊することに。翌朝、旅館に宿泊していたもう一人の客が、数百メートル離れた堤防の下で死体となって発見された。