あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇

イラストブックレビュー

機が熟すための「待ち」がその実を結ぶとき

『あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇』高田 郁 (著)のイラストブックレビューです。五鈴屋の藍染めの浴衣地は、江戸中の支持を集め評判に。そして宝暦十年、辰の年、江戸の町で大きな火災が発生。店は難を逃れたものの、「買うての幸い、売っての幸せ」を貫くため、幸はある決断をくだす。