ハヤカワ文庫JA

イラストブックレビュー

あなたがいる世界は現実ですか?

『グリフォンズ・ガーデン』早瀬 耕 (著) のイラストブックレビューです。東京の大学院で修士課程を終えたぼくは、就職先である、札幌の地へと訪れた。勤務先の知能工学研究所は、グリフォンの石像がそこかしこに存在し「グリフォンズ・ガーデン」と呼ばれていた。ぼくは研究所内のバイオ・コンピュータ内にひとつの世界を構築しはじめた。
イラストブックレビュー

決して融合することのない世界が人の心にもたらすものとは

『プラネタリウムの外側 』早瀬 耕 (著)のイラストブックレビューです。依理奈は、友機素子コンピュータで会話プログラムを開発する南雲教授のもとを訪れ、亡くなったもと恋人であり友人でもあった圭との会話を再現するのだが。
イラストブックレビュー

自分の「匂い」を失った画家が巻き込まれる奇妙な事件

『探偵は絵にならない』森晶麿 (著)のイラストブックレビューです。画家の濱松蒼はいなくなった彼女を探して故郷の浜松へ。友人の小吹蘭都の住居に転がり込むが、そこには奇妙な依頼が舞い込んで…。
イラストブックレビュー

少年の言葉に潜む真実とは

『死んでもいい』櫛木 理宇 (著)のイラストブックレビューです。中学三年生の不良少年が何者かに刺殺された。彼にいじめられていた同級生・河石要が「ぼくが殺しておけばよかった」と呟いた言葉の真意は。
イラストブックレビュー

読書嫌いが本を楽しむ方法とは

『読書嫌いのための図書室案内』青谷 真未 (著)のイラストブックレビューです。読書は嫌いだが図書委員になった高校二年生の荒坂浩二は、図書新聞を再刊することに。新聞づくりのために奔走するうちに学校で過去に起こった事件を知る。