今村 夏子

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『木になった亜沙』今村 夏子 (著)

小さなアパートに母と二人で住んでいた亜沙。友人に、と頑張って手作りしたクッキーも、教室で飼っていた金魚も、給食当番の時でさえ亜沙の手が携わると誰も食べ物を口にしない。母が入院し叔母夫婦のもとへ、そこからまた山奥の更生施設へ入った亜沙。施設での暮らしもあと数日となった頃、仲間とスキー場へ向かった彼女は木にぶつかって木を失う。目覚めた時、亜沙は願いが叶ったことを知る。