千早茜

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『さんかく』千早茜 (著)

東京のデザイン事務所を辞めて、京都の町家に越してフリーランスのデザイナーとして働く高村夕香。かつて同じバイト先で一緒に働いたことがある伊東正和。食の好みが合う二人は、時おり食事を楽しんでいたが、ふとしたきっかけで同居を始めることに。正和には何よりも大好きな研究に夢中で取り組んでいる大学院生の恋人、中野華がいるが、同居のことを話し出せずにいた。食と生き方とに揺れ動く男女の、三角関係未満の物語。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『透明な夜の香り』千早茜 (著)

坂の上の森を抜けた洋館で掃除や雑用のアルバイトとして採用された一香。雇い主である小川朔は、人並み外れた嗅覚を持つ調香師であり、彼の幼馴染の探偵・新城とともに、客が望む様々な「香り」を作り出していた。あらゆる香りを嗅ぎ分け、記憶し、忘れることがないという朔は、その能力ゆえに深い孤独を抱えることに一香は気づく。