宮部 みゆき

イラストブックレビュー

悪意と愛情。事件の陰に潜む人間ドラマを描く。

『希望荘』 宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。今多コンツェルン会長の娘と離婚した杉村三郎は、私立探偵事務所を開設。今は亡き父が「昔、人を殺した」と発言したことの真偽についての調査依頼が舞い込む。表題作を含む、全4編を収録。
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おちかの新たな運命の輪が回りはじめる

『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』 宮部 みゆき (著) のイラストブックレビューです。三島屋の黒白の間で、語り捨て聞き捨ての百物語を聞き役である姪のおちか。新たな語り手、貸本屋の若旦那・勘一の話はおちかの人生を左右する大きな決断へとつながっていく。
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限界の村の民を襲う鬼の正体とは

『三鬼 三島屋変調百物語四之続』宮部 みゆき (著) のイラストブックレビューです。叔父が営む三島屋で人々が体験した怪異を聞くおちか。。夏の間だけ店じまいをする弁当屋の店主、寒村に潜む鬼の秘密を語る、山陰の小藩の元江戸家老。人々の不思議な語りを聞くおちかにも新たな出会いと別れが訪れる。三島屋シリーズ第四弾。
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君の涙を、忘れない。

『小暮写眞館IV: 鉄路の春』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。母と喧嘩をして花菱家を出て行った父。英一はの出来事をきっかけに、幼くして亡くなった風子について、父と語り合う。そして、家族それぞれが、風子の死は自分のせいだと感じていた。家族との絆、愛情に感動する青春ミステリー、完結編。
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あなたの過去、癒してみせる

『小暮写眞館III: カモメの名前』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。顔なじみの不動産屋の社長から渡された一枚の写真。そこに写る不恰好なぬいぐるみを「カモメ」なのだと主張する小学生。その彼は不登校なのだと言う。小学生と不登校、そしてカモメの関連は。
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いろんな形で写真にあらわれる 人の想い

『小暮写眞館I』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。古びた写真館に引っ越してきた英一一家。個性の強い家族や友人に囲まれて過ごす中、一番地味な英一にある写真の謎を解いて欲しいという女子高生がやってきた。英一は写真の謎を解くことができるのか。