本谷 有希子

イラストブックレビュー

「夫婦は似てくる」の本当の意味とは

『異類婚姻譚』本谷 有希子 (著) のイラストブックレビューです。子供を持たず、仕事もせず、専業主婦として呑気な生活を送っていた私は、ある日夫の顔の異変に気づく。やがて、夫と私、互いの輪郭が混じり合い、自分の顔が夫とそっくりになっていることに気付く。
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彼らの「本当」は画面の向こうに存在する

『静かに、ねぇ、静かに』本谷 有希子 (著) のイラストブックレビューです。東京から離れ、農業をしながら暮らす、三十九歳の僕。Tシャツ屋のヤマコ、実家で親と暮らす四十二歳のづっちんの三人でクアラルンプールへ旅行する。「幸福」とは何なのかを問う三つの短編集。
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自分自身から逃れられない悲しみを叫ぶ

『生きてるだけで、愛。』本谷 有希子 (著) のイラストブックレビューです。25歳の寧子は、津奈木の家に押しかけ、同棲し、3年になる。鬱からくる過眠により引きこもりがちになり、バイトも続かない。その寧子のもとへ、津奈木の元カノがやってきて寧子を攻めたて、自立してここを出て行け、とバイトをさせるのだが。