SF

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『円 劉慈欣短篇集』劉 慈欣 (著)

秦の始皇帝から「円周率を計算し、五年後には十万桁まで求めよ」と命じられた荊軻(けいか)。不可能ではと頭を抱えながらも彼が考え出した方法は、三百万の兵を使った人列計算機によるものだった(「円」)。気鋭の中国SF作家が紡ぎ出す、宇宙と科学、過去と未来を描く壮大な13篇を収めた短編集。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『タイタン』野﨑まど (著)

2205年。『仕事』と呼ばれるものの大半がAIによって行われる、人類にとって楽園とも言える時代となった。労働から解放された人類は自由を楽しんでいる。趣味で心理学を嗜む内匠成果は、ひょんなことから失われたはずの『仕事』を請けることに。私たちの暮らしを支えるAI、通称「タイタン」の作業能力が落ちていることから、カウンセリングを行うという内容。仕事とは、働くことは何かをテーマに繰り広げられる未来SF小説。
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世界の柔らかな境目に触れるSF短編集

いくつもの平行世界を自由に行き来する少女たちの前に現れた異質の存在とは(「なめらかな世界と、その敵」)。時の流れと人の心の隔たりと繋がりを描き出す、六つの物語。
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あなたが遭遇する2030年はこの中にありますか

『2030年の旅』のイラストブックレビューです。東京オリンピックからさらに10年が経過した2030年。この国の化学、仕事や恋愛はどのように変化しているのか。ジャンルの異なる作家陣が描く、未来の日本を描いた短編集。