33年前に起こった真実を追う青春ミステリ

『氷菓』　　　米澤 穂信 (著)　角川文庫

あらすじ

何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎。

高校入学と同時に、姉の命令で古典部へと入部させられる。

そこで出会った少女、えるの一言で、彼女の伯父が関わった33年前の出来事を追うことになる。

個性的な面々が集まる

テンション低めな奉太郎、大人しく見えて好奇心の強いえる、小柄で社交的な里志、里志に思いを寄せる気の強い伊原。

キャラ立ちした面々で、謎に挑みます。

まとめ

奉太郎がひらめきとともに謎を解いていく姿に、少々根拠不足な感じもします。

しかし、彼らのやり取りのみずみずしさが随所に感じられて、楽しい高校生活の様子が伝わってきます。

「学校」という舞台で、かつて起こった出来事を突き止められた彼らは、少し大人に近付いたのかもしれません。

＜こんな人におすすめ＞

青春ミステリが好き
伝統ある学校で起こる事件に興味がある
米澤穂信のファン

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