『海辺のカフェで謎解きを 〜マーフィーの幸せの法則〜』
悠木シュン (著) ことのは文庫
あらすじ
海沿いに建つ小さなカフェ『キッチン・マホロバ』で兄・水城海人を手伝う大学生の成留。
ある日、猫を追いかけてきた女性・邑崎紫と知り合う。
店を訪れる困った事情を抱える客に興味を示す紫と、兄の海人とともに、その謎を解き明かす。
「マーフィーの法則」から謎を解決
心を寄せていたサークルの先輩が最近そっけない。
OK間違いなしと誰もが思っていたプロポーズを彼女が断ったのは何故か。
イケメンシェフの海人は、客の話から推理を働かせ、弟の成留にもヒントを送り、意見を引き出します。
カフェに匿名で送られてきた本、「マーフィーの法則」になぞらえ、導き出された真実が、この法則にピタリとハマる様子が心地良いです。
まとめ
出てくるメニューはどれも美味しそうに描かれていて、中でも卵料理は秀逸。
ふわっふわのオムレツを焼きカレーにオン!なんて読んでいるだけでもお腹が空いてきます。
ユーモアと哀愁漂うマーフィーの法則が、おいしい料理と不可解な謎とともに楽しめる、満足度の高いミステリーです。
<こんな人におすすめ>
マーフィーの法則になぞらえたミステリーに興味がある
兄弟で日常の謎を解くミステリーを読んでみたい
悠木シュンのファン
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