こちらは傲岸不遜で超人的推理力を
持つ名探偵が活躍するミステリーよ。
傲岸不遜。
超人的推理力。
肩書きだけで相当すごそうというか
めちゃクセがありそうなんだが。
そうね。そしてその超人的推理力を
発揮するのだけれど、結末は
予想外だったりするの。
推理はすごいけれど結末が
予想外?どういうことなんだろう。
気になるぜ!
『メルカトルかく語りき』 麻耶 雄嵩 (著) 講談社文庫
あらすじ
自信過剰で尊大。
そしてとてつもない推理力を持つ探偵・メルカトル鮎。
ある高校の理科準備室で教師が殺害された。
容疑者は同フロアの別の教室にいた生徒二十名。
全員アリバイを持っているが、彼らの中に犯人は存在するのか。
推理作家・美袋三条を相棒に従え、メルカトルは常識破りな推理を展開していく。
容疑者は生徒二十人
美少女アニメオタクとして生徒たちの間で有名な物理教師・那須野が、理科準備室で死体となって発見されました。
頭部を硬質ガラスの灰皿で数回殴られたのが死因です。
死亡時刻に該当する時間、同フロアの各教室いた生徒は二十人。
メルカトルは美袋とともに学園へ赴き、生徒たちから事情を聞き、時系列と各人の動きを整理し、現場である理科準備室を調べます。
そしてでた結論は、犯人は「いない」。
警察によれば明らかに他殺死体である、ということなのですが…?
まとめ
過去に起こった転落死の謎、孤島で起こった殺人事件、ネタ探し中に出くわした刺殺事件など、様々な事件が起こる中、タキシードにシルクハットを被った彫りの深い顔だちのメルカトルと、冴えない容貌の美袋が登場します。
鋭い観察眼と分析力で瞬時に事件の真相を暴いていくメルカトル。
しかし、結末はどれもクセがあり「え?」「どういうこと?」と思ってもみなかった場所へ着地させられます。
事件があって解決する、ただのミステリーでは物足りない!
そんなあなたにピッタリの一冊です。
<こんな人におすすめ>
想像を絶するような解決法を提示するミステリーに興味がある
切れ味鋭い推理を披露する探偵が登場する物語を読みたい
麻耶 雄嵩 のファン
ちょっと!こんな結末
ありなのかよΣ(゚д゚;) ヌオォ!?
事件があり、謎を解いて真相を
解明し、一件落着。という概念を
ひっくり返されるようなミステリーね。
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