こちらは夫のDVから逃れた
シングルマザーがボクシングの
世界にのめり込んでいく物語よ。
なんかすごいシチュエーションだな。
ママでもボクサーとして活躍できる
ものなのかね?
職場やアパートの住民の
協力も借りて、素直にレッスンのアドバイスを
受け入れてどんどん成長していくの。
なるほど!弱い立場だった
シングルマザーがどんな
変化をしていくのか、楽しみだな!!
『スタンドアップ!』五十嵐 貴久 (著)PHP文芸文庫
あらすじ
度重なる夫からのDVに耐えきれず、小学生の娘を連れて東京へ逃げ出した、三十三歳のシングルマザー・大崎愛。
自分に自信を持てず、受け身で生きてきた愛だが、寂れたボクシングジムとの出会いがそんな彼女に変化をもたらす。
ダイエット目的で通う同僚に無理やり付き合わされて始めたボクシングに、愛は夢中になっていく。
世間からの偏見や夫からの妨害など、さまざまな問題に拳を掲げ立ち向かっていく女性の姿を描く。
夫のDVから逃れボクシングの道へ
無職の夫からのDVDが日に日にひどくなり、身の危険を感じた愛は、娘の唯愛を連れ、知人の紹介で古いアパートで暮らしはじめます。
夫からの追跡を逃れるため、唯愛は学校に通うこともできず、愛が働く日中は一人で留守番をしています。
そんなる日、同僚がダイエット目的でボクササイズを始めることになり、愛もジムへ通うよう誘われます。
金銭面からも渋っていた愛ですが、唯愛を連れてきていいと言われ、通いはじめます。
運動が得意ではない愛は、素直にコーチの指示に従ってトレーニングを重ねていき、何とプロテストに合格。
チャンピオンとの試合のオファーまで入ります。
しかしチャンピオンとの力の差は歴然としていて…。
まとめ
自信のなさから、自分に起こる出来事を「仕方がない」とあきらめていた愛。
しかし、娘の唯愛のために夫から逃れたこと、ボクシングを始めた事で、自分にできることがある、と感じられるようになっていきます。
どうあがいても、叩きのめされてしまう。
でも何度でも、何度でも立ちあがる愛の姿に、多くの人が感動し、応援したくなる。
そんな風に感じる物語です。
<こんな人におすすめ>
DVや貧困、世間の偏見等と戦う女性を描いた話を読んでみたい
素人の女性がボクシングを通じて、肉体的・精神的に成長する姿を描いた話に興味がある
五十嵐 貴久のファン
映画『ロッキー』をみている
みたいだ…(;Д;)
立て… 立て〜 愛!!
ボクシングに取り組むことで
自分自身の生きる『芯』が
できていく姿が感動を呼ぶ物語ね。
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