こちらはあるマンション管理組合理事長を
こらしめるべく中年男性たちが立ち上がる
物語よ。
理事長は何をしたんだ?
管理会社との癒着、マンション内の
トラブルを関係ない住民のせいに
したり。そこで住民の中年男性たちと
ひょんなことから知り合った風俗嬢が
タッグを組んで理事長をこらしめる
作戦を立てるの。
そいつはひどいなあ。
おじさんたちと風俗嬢が
いったいどんな作戦を立てるんだろう?
『スプラッシュ マンション』
畠山 健二 (著) PHP文芸文庫
あらすじ
JR総武線新小岩駅から徒歩四分。
築四年目、鉄筋コンクリート九階建てのマンション、ルネッサGL。
マンション管理組合理事長の高倉と管理会社の癒着が発覚!?
住民たちは高倉をギャフンと言わせるための結託し、作戦を立てるのだが…。
好き勝手する理事長をギャフンと言わせる作戦とは
管理組合理事長の高倉は在任四年目。
修繕費の見積もりなども管理会社に言われるがまま決定しようとします。
どうやら管理会社の担当・小林から商品券などを受け取っている様子。
マンションの住民であり、飲み仲間である漫画の原作者・葉山、元落語家の浅岡、鉄鋼会社&賃貸マンション経営者の南、そして途中から紅一点の貴子が加わり、高倉をこらしめようと相談します。
貴子が小林を色仕掛けで落とし、彼から集めた証拠を理事会で披露。
そして高倉を糾弾すると言う作戦はうまくいったように見えたのですが…。
まとめ
人生は笑って、楽しんだ者の勝ち。
そんな言葉のもとに、大人たちが顔をつきあわせ、遊びのノリで成敗の作戦を立てます。
真面目にどうにかしようと考えると途中で嫌になったりダメージを受けたりするもの。
肩の力を抜いて、何でも楽しみながらやってみる。
そんな大人の余裕ある茶目っ気に笑みをこぼしつつ、人情にホロリとさせられる。
そんな、笑いあり、涙ありのエンタメ小説です。
<こんな人におすすめ>
業者と癒着するマンションの理事長を懲らしめる物語を読んでみたい
笑いあり、涙ありの読後感が爽快な人情物語が好き
畠山 健二のファン
おもしろいおっさんたちだな!
やっぱり人生楽しまなくちゃな!!
笑いあり、涙あり、人情たっぷり。
大満足なエンタメ小説ね。
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