2023-05

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『タイタン』野﨑まど (著)

2205年。『仕事』と呼ばれるものの大半がAIによって行われる、人類にとって楽園とも言える時代となった。労働から解放された人類は自由を楽しんでいる。趣味で心理学を嗜む内匠成果は、ひょんなことから失われたはずの『仕事』を請けることに。私たちの暮らしを支えるAI、通称「タイタン」の作業能力が落ちていることから、カウンセリングを行うという内容。仕事とは、働くことは何かをテーマに繰り広げられる未来SF小説。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『かすがい食堂 夢のゆくさき』伽古屋 圭市 (著)

祖母の駄菓子屋を継ぎ、その店を使って子ども食堂を始めた春日井楓子。ある日、商店街で気になる女子高生を見つける。彼女がヤングケアラーであると感じ、楓子はかすがい食堂に参加してみないかと声をかける。何度か断られたものの、弟と参加してくれた女子高生、三千香に「良いことをしている自分が好きなのでは」という言葉を投げられ、楓子は落ち込んでしまい…。
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『動物農場〔新訳版〕』ジョージ・オーウェル (著)

メイナー農場の動物たちは飲んだくれ農場主ジョーンズをお言い出し、農場を自分たちのものとした。すべての動物は平等であるという理念のもと優れた頭脳を持つブタのナポレオン、雄弁なブタのスノーボールらをリーダーに動物たちだけで運営する「動物農場」を設立。協力し、助け合いながらやってきた動物たちですが、そのルールは少しずつ変化し、農場内の動物間でも格差が出るようになり…。
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『たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説』辻 真先 (著)

終戦から四年が過ぎた昭和二十四年。学制改革により風早勝利の学年は最後の一年を男女共学で過ごすことに。推理作家を目指し、推理小説研究部の部長を務める勝利は、顧問の別宮操の勧めにより、映画研究会と合同で合宿を行うことに。そこで彼らは密室殺人事件に遭遇する。さらに台風が襲来した夜、撮影のために学校隣りの廃墟へと集まっていた彼らは新たな死体を発見する。
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『瞳のなかの幸福』小手鞠 るい (著)

七年前に婚約破棄され深く傷ついた滝野妃斗美、三十五歳。ひたすら仕事に励み、それなりに充実はしているが、実家の家族に結婚しろと促されうまくあしらえない自分に落ち込む。そんな中、運命的な出会いを果たす。それは、家と猫。一人で生きていくのに理想的な一軒家を手に入れ、偶然出会った子猫を飼うことを決意。雷、と名付けた小さな毛の固まりは妃斗美にこれまでにない幸福感をもたらしてくれた。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ (著)

派遣で大学の事務員として働く小林美桜は、数日前に妹の緋奈の訃報を受けた。十数年前、姉妹の父親は通り魔に殺され、母親は失踪。以来別々の親戚に引き取られた彼女たちは恵まれているとは言えない環境で育った。被害者であるはずの妃奈が保険金目当ての殺人を行っていたのではないかという疑惑がかけられ、にわかに世間の注目を浴びることに。妃奈の潔白を証明しようとする美桜だが…。
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『まずはこれ食べて』原田 ひ香 (著)

多忙な日々を送るベンチャー企業の社員たちのために、CEOの田中は家政婦を雇うことに。痩せて背が高く、がっちりとした顔立ちで白髪まじりの女性、筧みのりが事務所として使っているマンションの部屋を整え、食事を提供する。豪華ではないがしみじみと美味しい筧の料理を食べるうち、社員たちは自分の問題に向き合っていく。
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『貴族探偵』麻耶雄嵩 (著)

信州の山荘で社長の死体が発見された。現場は鍵のかかった密室。果たして自殺か、他殺か。警察の捜査陣の前に颯爽と現れた一人の男は「貴族探偵」と名乗り、警察上部への強力なコネを用いて捜査に介入。しかし実際に現場を確認し、推理をするのは彼の使用人たち。未だかつてない「何もしない探偵」が登場する5編を収めたミステリ。
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『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』高野 秀行 (著)

好奇心は胃袋の限界を超える。ヒキガエルジュース、ヤギの糞のスープ、オーガニック・巨大ネズミ串焼き…。辺境地の探検家として名を馳せる著者が、これまで各地で口にしてきた「珍食」「奇食」たち。決して胃腸は強くない著者だが未知の料理を目にしたら食わずにはいられない。抱腹絶倒の料理エッセイ。
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『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言猫丸先輩シリーズ』倉知 淳 (著)

小柄で童顔、大きなまん丸飲の目と、ふっさりと垂れた前髪がまゆの下まで下がっている。だぶだぶの黒い上着を羽織り、しなやかな猫を連想させる縁困る先輩。彼が現れるところには、不可思議な出来事が。人なつこい様子でするりと人の間に入り込み、巧みな話術で聞くものを惑わす。と思えば切れ味鋭い推理を披露する猫丸先輩のミステリ。