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優れた能力を持つ教え子が成し遂げようとした事とは

両親が亡くなっており、育ての親であった姉をも無くしてしまった古芝伸吾は、帝都大を中退し、町工場で働いていた。ある日、代議士の大賀の周辺を追っていたフリーライターの長岡修が絞殺死体で発見される。また、伸吾の姉が、大賀の担当新聞記者であったことも判明。伸吾が失踪し、高校の先輩にあたる湯川は伸吾の計画に気がつく。
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珍名の呼ぶ悲劇がついに殺人事件まで引き起こす

大学二年生の不倫純の叔父が殺された。連続殺人鬼ヤマダの息子は全国の珍名をターゲットとし、殺害方法やその状況も名前とリンクさせている。叔父が送っていた暮らしぶりを世間に晒され、純の家族は思わぬバッシングを受ける。そんな時、純は判子職人・一(まぶた)と出会い、自分の生き方を見つめ直していく。
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倒れても倒れても…倒れても立ちあがる!!

度重なる夫からのDVに耐えきれず、小学生の娘を連れて東京へ逃げ出した、三十三歳のシングルマザー・大崎愛。自分に自信を持てず、受け身で行きてきた愛だが、寂れたボクシングジムとの出会いがそんな彼女に変化をもたらす。
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死者からの招待状は閉じこめられた彼らをどこへ導くのか

一通の招待状を受け取り、ある施設へ訪れた高校三年生の古谷桜介。他にも同じように招待されていた五人のメンバーが揃ったとき、建物の扉が閉まり脱出不可能な状態に。彼らが受け取ったのは「私を殺した犯人を暴け」という、死んだ真鶴あかねからの招待状だった。
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葉崎市史上 最高レベルの「不幸を呼ぶ女」

海辺の田舎町・葉崎市で流れる葉崎FMのラジオ番組では「みんなの不幸」というコーナーが人気を呼んでいる。ある女子高生が寄せた投稿には、友人のココロちゃんのf宇高ぶりが綴られていた。その負を呼ぶ力は、疫病神がついているのではないかというくらいに強力で、葉崎市の人々をも巻き込んでいく。
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沈黙する証拠たちから真実の声を聞きとる

三鷹市の閑静な住宅街の一角に建つ、「警視庁付属犯罪資料館」。コミュ力ゼロ、雪女のような冷たく整った顔立ちの館長、緋色冴子とともに、これまでの事件の証拠品の整理・管理をすることになった寺田聡。それだけではなく、冴子の指示に従って、終わったはずの事件を再捜査することに。
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本が生まれ、読む人の手に渡るやさしい奇跡を描く

小さな田舎町、桜野町の書店、桜風堂をまかされている一整。地方の小さな書店ゆえ、配本がない、出版社の営業が相手にしてくれない、といった問題も。そんなとき、以前勤めていた銀河堂書店のオーナーからある提案を受ける。
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動物たちから生き方のヒントをもらえる!?

動物園でアルバイトをする飛鳥。一緒に夜勤をすることになった男性職員・不破は、なんと「動物と入れ替わる」ことができる能力を持っていた。夜の動物園で、不破と入れ替わったライオンやキリン、サイたちと楽しいひとときを過ごすうちに、飛鳥は自分の諦めていた夢を思い出す。
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「気づく」「変わる」タイミングは人それぞれにある

九州を拠点として展開するコンビニ・テンダネスの門司港こがね村店には、危険なほどにフェロモンをふりまく名物店長と、その威力に反応を示さないスタッフたちが日々働いている。日常生活に日々が入り、きしみを感じる客たちが店にやってきては、新たな視点やつながりを手に入れ、そしてまた誰かへとつないでいく。
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酔客の人生を眺める猫たちが教えてくれたこと

有名な構成作家に弟子入りし、仕事といえばアイデア出しや雑用ばかりのボク。あるとき、ふらりと入った新宿ゴールデン街の店、「花梨花」で働く夢ちゃんは店で料理を作り、行き場のなくなった猫たちの世話をする。そしてボクと夢ちゃんはある約束を交わすのだ。