イラストブックレビュー

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『朱色の化身』塩田武士 (著)

昭和三十一年、芦原温泉街で大規模な火災が発生。六十年後、ライターの大路亨は、父に頼まれ失踪した女性・辻珠緒を探すため、彼女の関係者に取材をしていた。数々の真実が明らかになるにつれ、やがて芦原出身である彼女と大火災に関わりがあることに気づく。
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『その意図は見えなくて』藤 つかさ (著)

八津丘高校二年の清瀬は生徒会長室で「ありえないと思いますよ」と言った。生徒会長選挙の投票が終わり、開票してみると三分の一以上が白票だったのだ。多くの白票が投じられた話をはじめ学校生活で起こる数々の事件の謎に、生徒たちが挑む。
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『御社のチャラ男』絲山 秋子 (著)

地方都市にあるジョルジュ食品は、オイルやビネガーを取り扱う小さな会社。社長のコネで我が社へやってきた三芳部長は社内でひそかに「チャラ男」と呼ばれている。彼自身の思い、そして周囲の人々から見た彼の姿から社会が、そして自分自身が見えてくる。
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『プラスティック』井上 夢人 (著)

このフロッピイには54個のファイルが収められている。複数名の名で記されており、冒頭には出張中の夫の帰りを待つ主婦・向井洵子が体験した奇妙な出来事が書かれていた。自分自身であることを揺るがす事件に巻き込まれていく、謎が謎を呼ぶミステリー。
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『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』彩瀬まる (著)

幼い息子を育てている素子は、友人の珠理を誘い日帰りの温泉旅行へ。色とりどりの旬の料理を堪能しつつ、家族のための食事を毎日考えているうちに自分が何を好きか、何を食べたいのかがわからなくなっていることに気づく。そして自分自身も、母親の好物が何だったのかを知らなくて…。
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『イデアの再臨』五条 紀夫 (著)

僕は向水学園高等学校に通うごく平凡な高校生。ある朝、目を冷ますと部屋の壁に四角い穴が開いていた。ここは小説の中の世界であり、自分たちはその登場人物。この世界から次々と物や言葉を消し、混沌の世界を作り上げている犯人はいったい誰なのか。
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『新! 店長がバカすぎて』早見 和真 (著)

武蔵野書店吉祥寺本店に「あの男」が3年ぶりに戻ってきた。しかし、山本猛店長は相変わらず人の気持ちや空気を読まず人を苛立たせる天才。契約社員から正社員として採用された谷原京子はバカ店長に振り回されながらも怒り、泣き、笑いながら書店員の仕事に全力で取り組んでいく。
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『有名すぎて尾行ができない』クイーム・マクドネル (著)

平凡すぎる顔のために命を狙われたことがあるポールは、恋人のブリジットと元警官のバニーとで探偵事務所を開くことに。そこへブロンドの美女がポールにある人物の浮気調査をしてほしい、と言ってきた。頭のキレるブリジットとは喧嘩中、実践力はピカ一であろうバニーは失踪中のため、ポールは一人でこの依頼を受けることに。
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『改訂・受験殺人事件【新装版】』辻 真先 (著)

西郊高校三年生の牧薩次と可能キリコは、クラブ活動に学業にとそれぞれに残りの学生生活を楽しんでいた。高校最後の学園祭を終えた休校日、西郊高校きっての秀才が校舎の3階から飛び降りた。しかしその死体が発見されたのは4時間後。薩次とキリコのコンビが事件の謎に挑む。
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『名探偵のままでいて』小西マサテル (著)

公立小学校の教師をしている楓には、かつて小学校の校長をしていた祖父がいいる。本好きで、頭脳明晰だった祖父は現在、レビー小体認知症に罹り、幻視や記憶障害などの症状がある。しかし楓の口から身の回りで起きた謎を話すと、祖父の灰色の脳細胞はいきいきと動き出す。