イラストブックレビュー

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『最果てアーケード』 小川洋子 (著)

狭い通路のほんの数十メートル先は行き止まり。その通路沿いに数件の店が並ぶ、世界で一番小さなアーケード。それぞれの店が取り扱うのは使い古しのレース、義眼など、一体誰が何のために買うのか?と思うような品たち。店を必要とする客がやってくるのをひっそりと待ち続けている。
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『1984』ジョージ・オーウェル (著)

街のあちこちに巨大な顔だけが印刷されたポスターが貼ってある。絵の下には「ビッグ・ブラザーが見ている」と書かれたコピーが。党があらゆる行動や言動を監視する近未来の世界で、ウィンストンは過去を捏造する仕事に従事していた。自分の記憶を確かなものにするために日記をつけはじめたウィンストンが迎えた未来とは。
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『マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術~ 』前田 安正 (著)

メールや手紙、企画書、稟議書、報告書。日常の中で文章を書く機会は思いのほかたくさんあります。伝えたいことが伝わる文章を書くことは難しい…。そんな風に感じている方に向けて、本書では文章の基礎から、物事を客観的に捉えてストーリを練り上げる実践的な方法までを、ていねいに解説。
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『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』宮部 みゆき (著)

江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋が主人・伊兵衛の思いつきから始めた変わり百物語。「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」を決め事とし、身の上話や罪の告白、怪異など、語り手の話に耳を傾ける。おちかに変わり次の聞き手となった伊兵衛の次男・富次郎のもとに語られた話とは。
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『入れ子の水は月に轢かれ』オーガニック ゆうき (著)

水害で双子の兄を亡くした駿は、実家に残された母から逃げるようにして沖縄にやってきた。那覇のガーブ川上の商店街にある、鶴子オバアの店を譲り受けた駿だが、最初の客が水死体となって発見された。その死に疑問を持ち、調べ始めるがさらに新たな死が…。
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『キネマトグラフィカ』古内 一絵 (著)

老舗の映画会社、銀都活劇に入社した6人の男女たち。「平成元年組」と呼ばれた彼らは、地方の映画館で再開。26年前、ローカルセールスをしていた彼らが手持ちで担当エリアの映画館へフィルムを運んだ「フィルムリレー」に思いをめぐらせる。時を経た今、あの頃目指した自分になれているのだろうか。
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『オルゴーリェンヌ』北山 猛邦(著)

『焚書法』により、世の中からあらゆる書物が姿を消した世界。十四歳の少年クリスは『ミステリ』作家を目指し、旅を続けていた。オルゴール職人たちが住む海上の洋館を訪れたクリスは、職人たちが不可能な状況で次々と殺されてい句事件に巻き込まれる。
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『蟻の棲み家』望月諒子 (著)

中野区の路上で若い女性の射殺死体が発見された。四日後、再び中野区のアパートでも若い女性の射殺死体が。フリーの事件記者である木部美智子は、この連続殺人と、かねてから取材していた企業恐喝事件との間にあるつながりを見つける。
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『ロボット・イン・ザ・ホスピタル』デボラ・インストール (著)

元ダメ男ベン、妻のエイミー、娘のボニーとロボットのタングのチェンバーズ一家は、長かったパンデミックを終え、ようやく一息つけるかと思っていたが…。タングの学校問題や、ボニーが挑んだ一大イベントなど次から次へと問題が起こる慌ただしい日々の中で、タングは自分の夢に向かった新たな一歩を踏み出す。
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『予言の島』澤村伊智(著)

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、霧久井島。二十年前、霊能者がこの島についてある予言を残した。それは、二十年後にあたる今年、島で六人が死ぬ、というもの。天宮淳は友人たちと面白半分でこの島へとやってきたが翌朝宿泊客の一人が死体となって発見される。「予言」は本当だったのか。