ちくま文庫

イラストブックレビュー

社会の底辺に生きる者たちの熱く悲しい息づかい

『飛田ホテル』黒岩 重吾 (著) のイラストブックレビューです。娼婦やヤクザなど、社会の落伍者が集まる大阪のアパート、「飛田ホテル」。刑期を終えたヤクザ有池が戻ると、彼を待っているはずの女の姿はなかった。彼女の足取りを追ううちに、思いも寄らなかった事実が。
イラストブックレビュー

その絶望に浸ることを許してくれる12の物語

『絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語』頭木 弘樹 (著)のイラストブックレビューです。「絶望」をテーマに、児童文学、SF、純文学、ミステリーなど、ジャンルも国もバリエーション豊かな12の短編を集めたアンソロジー。
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ことばが紡ぎ出す 食卓の空間

『ことばの食卓』武田 百合子 (著),‎ 野中 ユリ (イラスト)のイラストブックレビューです。食べ物に関する昔の記憶や、思い出を感性豊かな文章で綴るエッセイ集。
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自立したカッコいい大人の女の恋愛小説

『肉体の学校』三島 由紀夫 (著)のイラストブックレビューです。裕福で自由な生活を楽しんでいる3人の女性。その中の一人、気楽な独身女性である妙子が惚れ込んだのは、美形の若いゲイ・ボーイだった。
イラストブックレビュー

何とも不思議で魅力的な世界へようこそ

『すぐそこの遠い場所』クラフト・エヴィング商會 (著)のイラストブックレビューです。クラフト・エヴィング商會の先代・吉田傳次郎が大切にしていた書物「アゾット事典」。そこにはアゾットという世界についての情報が書かれていた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、雲母でできた本…。不思議で懐かしい場所、アゾットの永遠に未完の事典。
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キレッキレの悦ちゃんの魅力満載

『悦ちゃん』獅子 文六 (著)のイラストブックレビューです。母親に先立たれ、作詞家の父と暮らす悦ちゃんは、元気でおませな10歳の女の子。ある日父親に交際を迎える話が舞い込んで…。
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センスある1冊。ジワジワきます。

『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會 (著) のイラストブックレビューです。よく耳にするけれど、一度として現物を見たことがない。こちらではこうしたさまざまな「ないもの」を取り寄せ、お届けします。
イラストブックレビュー制作動画

「ないもの」お届けいたします

『注文の多い注文書』小川 洋子 (著)クラフトエヴィング商會 (著)のイラストブックレビューです。サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」、村上春樹の「貧乏な叔母さんの話」など、5つの物語に登場する“この世にないもの”を小川洋子が注文し、クラフト・エヴィング商會が探し出す。
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七時間半のうちに巻き起こるドタバタ人生劇場

『七時間半』獅子 文六 (著) のイラストブックレビューです。東京〜大阪間が移動に7時間半かかっていた頃の、特急列車「ちどり」を舞台にしたドタバタ劇。
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5作品のうちのベスト5はどれにする?

『うれしい悲鳴をあげてくれ』いしわたり 淳治 (著)のイラストブックレビューです。作詞家や音楽プロデューサーとして多くの楽曲を手がける著者が綴る55の小説やエッセイ。