ハルキ文庫

イラストブックレビュー

自由すぎる老人登場で新たな世界の扉が開く

『親王殿下のパティシエール(4) 慶貝勒府の満漢全席』篠原 悠希 (著) のイラストブックレビューです。清の第十七皇子・永璘お抱えの糕點師見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。ようやく謹慎が解かれ、新しい厨房で働きはじめることに。永璘の意向で新たに雇われた江南の厨士、超有名なグルメ詩人・袁枚が登場し、慶貝勒府は賑わう。
イラストブックレビュー

フランスのお菓子は紫禁城に受け入れられるのか?

『親王殿下のパティシエール(3) 紫禁城のフランス人』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。大清帝国第十七皇子・永璘お抱えの糕點師(パティシエール)見習いとして、北京で働く仏華ハーフのマリー。そんなマリーに永璘の妹である和孝公主が紫禁城へ上がらないか、と声をかける。
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無敵のお姫様にぴったりのお菓子とは

『親王殿下のパティシエール(2) 最強の皇女』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。清の皇帝の第十七王子・永璘お抱えのパティシエール見習いとして北京にやってきた仏華ハーフのマリー。だが新しく雇われた厨師たちは女性であるマリーが厨房にいることに納得いかない様子。彼らに認めてもらうためにはどうしたら良いのか、頭をひねるマリーだが。
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猫にとっての「良い飼い主」とは?

『NNNからの使者 猫は後悔しない』矢崎存美 (著) のイラストブックレビューです。夫と離婚し、パートで働きながら一人暮らしをしている田宮真澄、五十歳。ある日、パートからの帰り道、こいでいた自転車で猫をひいてしまう。病院に連れていき、飼うことになったのだが…。
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いくつもの物語が錯綜してこの世界は成り立っている

なかなか暮れない夏の夕暮れ
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フランスから清国へとやってきたパティシエール

『親王殿下のパティシエール』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。華人移民の母とフランス人の父との間に生まれたマリー・趙は、ひょんなことから中国・清王朝の皇帝の第十七皇子・永璘お抱えの料理人見習いとして働くことに。男性厨師(シェフ)ばかりの御膳房で、マリーはパティシエールとして独り立ちできるのか。
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素材を吟味し丁寧に作られた、体をつくる「日々のめし」

『一膳めし屋丸九』 中島久枝 (著)のイラストブックレビューです。日本橋北詰の魚河岸のほど近くにある一膳めし屋「丸久」は、河岸で働くものやうまいものを知るものたちに愛される店。うまい汁とめし、そしてほんの少しの甘いものを出すこの店で起こる、暖かい江戸の物語。
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人と人がやさしく、ゆるやかにつながる都会の夜

『おやすみ、東京』 吉田 篤弘 (著)のイラストブックレビューです。映画会社で小道具の調達をしているミツキは、深夜に「果物のびわ」を朝九時までに探すように言われ、夜のタクシー「ブラックバード」の運転手、松井に協力を求め、夜の街を探し回る。
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それぞれの蒔いた種が大きな実りとなっていく

『あきない世傳 金と銀(十) 合流篇』高田郁 (著) のイラストブックレビューです。呉服仲間を追われ、呉服を商うことができず、安価な太物のみを扱う五鈴屋江戸本店。江戸の町に木綿の橋を架けたい。店主・幸と奉公人、そして型付師、型彫師たちがその願いを胸に一丸となって取り組む。
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わきあがる情熱が口の中に広がる炎のナポリタン

『情熱のナポリタン―BAR追分』伊吹 有喜 (著)のイラストブックレビューです。新宿の一角、「ねこみち横町」の奥に「BAR追分」はある。横町の振興会管理人であり、脚本家の卵である宇藤は、コンクールに出すシナリオを書き上げたのだが。